ユネスコスクール支援内容
1.京都府内のユネスコスクール(高校)への支援
2024年11月16日(土)に京都府のユネスコスクール活動支援の一環として、高校生を対象とした研修・交流会を本学にて開催しました。テーマは「ノーベル平和賞をきっかけに『平和』を考える~ヒバクシャの声をいかに生かすか~」とし、京都府内の6校(紫野高等学校・一燈園中学高等学校・聖ヨゼフ学園日星高等学校・京都外大西高等学校・平安女学院中学高等学校・鳥羽高等学校)から生徒・教員19名が参加しました。第一部では、被爆者証言の世界化ネットワーク(NET-GTAS)事務局による講演を行い、第二部では、本学の学生を交えたグループディスカッションを行い、活発に意見交換するなど交流を深めることができました。
2.併設校・京都外大西高等学校への支援
番号
|
タイトル
|
支援内容
|
1
|
Canada Unit
|
リッチモンド(カナダ)への短期留学を控えている2年生ICAコースの生徒に対し、同地域の日系移民に関する研究を行う本学グローバル観光学科の教員とゼミ生による事前・事後学習を行いました。
|
2
|
手話のバイリンガリズム
|
国際貢献学共同研究の公開授業「バイリンガルの言語形成」に高校教員・高校生あわせて4名参加しました。
|
3
|
留学生との交流会
|
特進コース、総合進学コースの生徒を対象に本学に在籍する留学生との交流会を英語で行いました。ゲームを通して、お互いの文化の違いについて学び異文化理解を深めました。
|
4
|
留学の説明会
|
2年生ICAコースを対象に、本学の留学制度に関する説明、現役大学生による大学留学の体験談を語ってもらいました。
|
5
|
異文化理解研究
|
本学外国語学部(英米語学科・スペイン語学科・フランス語学科・ドイツ語学科・ブラジルポルトガル語学科・中国語学科・イタリア語学科・日本語学科・ロシア語学科)の各教員による、リレー講義を前期・後期それぞれ14回開催した。本講座では、各言語圏の文化を中心に簡単で分かりやすく学ぶことができるオムニバス形式の授業で、受講生たちは普段馴染みのない国の文化や社会問題等について学ぶことができました。
|
3.京都府外のユネスコスクール支援
番号
|
学校名
|
支援内容
|
1
|
奈良育英高等学校
|
SDGsに関するゼミ(講義)に係る講師を派遣。下記の通り講義を行いました。
第一回(6/15):平和に尽くした、こんな日本人がいた-明石康氏と緒方貞子氏を中心として
第二回(10/5):2024アメリカ大統領選挙を例として考える
|
本学CEP(コミュニティエンゲージメント・プログラム)の1つ「SDGs Challengeプログラム」を実施。京都市内で大学生とフィールドワークを行いました。
|
2
|
盈進中学高等学校(広島県)
|
講師を派遣。下記の通り出張講義を行った。
第一回(5/31):Enjoy English☆
第二回(7/12):国際貢献学部って何を学ぶの?~国際と文化と~
|
English Tour in Kyoto(世界遺産である金閣寺・仁和寺・龍安寺でのフィールドワーク) の実施
|
キャリアin Kyoto(世界遺産である平等院でのフィールドワーク)の実施
|
4. 京都市内ユネスコスクール小学校研修会(教育委員会主催)への参加
学校名:京都市内小学校;支援内容:京都市安朱小学校の実践発表など京都市内のユネスコスクールオンライン研修会(2月17日)に参加・助言等
ESD活動紹介
1.コミュニティエンゲージメント・プログラム(2024年度)(*CEP)
|
活動地域
|
活動内容
|
1
|
京都府京都市
|
京都の伝統産業を学び文化の発信力を修得
|
市内神社の探訪と神道研究を通じた観光促進策の立案
|
高校生向けSDGsを学ぶ京都市内フィールドワークを含むプログラムの企画と実施
|
2
|
京都府 京都丹波地域
|
京都丹波地域の農家応援を通じて都市農村交流による農業・農村活性化について考察
|
3
|
奈良県明日香村
|
古代住居関連作業の体験と明日香村細川谷地区の活性化貢献
|
4
|
大阪府堺市
|
SDGs未来都市堺でフィールドワーク、SDGsの調査、課題考察
|
5
|
兵庫県
|
外国人へのおもてなしの現場で観光経営について考察(城崎温泉)
|
6
|
長野県
|
インバウンド観光のあり方を現場課題から考察(渋・湯田中温泉)
|
7
|
富山県
|
高岡伝統産業の現状と地域の取組を学び課題への解決策を考察
|
8
|
タイ
|
タイの社会問題・観光について考察
|
9
|
アメリカ
|
アメリカの社会問題について考察
|
10
|
グアム
|
グアム大学英語学習、ホテル等で実務体験、地域観光政策貢献
|
11
|
イギリス
|
イギリスの社会問題について考察
|
12
|
韓国
|
南海島でのフィールドワークを通じて観光プログラムの検討と発表
|
*CEP:国内外の地域コミュニティとの協働・連携を通じて、共通する課題解決に取り組む学生参加型の授業
2.模擬国連への参加
第15回日本大学英語模擬国連会議(JUEMUN):2024年6月28日~30日、於:ノートルダム清心女子大学、テーマ:持続可能な開発のための教育、本学から代表、学生リーダー、組織委員会のメンバーとして学生19名、教員3名が参加。
3.人権週間2024の実施
国連の定める人権デーに則り、本学では12月4日~12月10日を人権週間と定めて、様々なイベントを開催しました。12月4日(水)~12月10日(火)人権×アニメ「あなたが推すアニメキャラに♡をつけよう」;12月5日(木)「どこでもプライド・キャラバン@KUFS」;12月6日(金)11:00~12:30「超実践的性教育」
また、障がい者週間とコラボレーションイベント「障がい&バリアフリー京都外大版クイズラリー!!」を12月9日(月)に開催しました。
4.手話に関する講演会「手話のバイリンガリズム」の開催
「手話のバイリンガリズム」をテーマとした講演会を11月28日(木)に開催。本学国際貢献学共同研究(日本語学科・共通教育機構 の3教員)の教育の一環として実施しました。
当日参加した約50名の参加者はろう者の言語習得、手話と手指日本語の違い、コーダについて、手話・ろう者をとりまく社会や政策など、多文化共生につながる学びを深めました。
5.課題解決に取り組む学生参加型の授業や課外活動
本学2~4年次生、英米語学科・スペイン語学科・ブラジルポルトガル語学科の有志学生約10名が、2024年春から学びと実践の自主活動をスタートさせ、11月3・4日の本学学園祭で、フェアトレード認知度アップを目指してフェアトレードのチョコバナナを販売しました。フェアトレードは公平・公正な貿易のことで、途上国の原料や製品を適正な価格で購入することによって、立場の弱い途上国の生産者の人々の生活改善や自立を目指すものです。フェアトレードの説明を書いたチラシも配布し、子どもたちやフェアトレードに関心のある人たちも多く訪れ、両日とも完売となりました。
6.多文化・多言語絵本読み聞かせイベントの開催
学生が大学で学んだ言葉や様々な国についての知識を将来社会の担い手になる子ども達に伝え多文化共生社会を一緒に生きる仲間づくりをするという目的で行う地域と大学の学びを結びつけるプロジェクト。11月3日本学学園祭にて「多言語のおへや」という教室企画を実施。さまざまな言語での絵本の読み聞かせを行いました。また、ゲームや歌などで多文化・多言語を紹介。約20組以上の親子が来室しました。また、12月8日に、地域の親子向けイベント「サンタ帽づくり&世界の言葉de絵本の読み聞かせ」イベントを開催。(英語・中国語・フランス語・ロシア語・ドイツ語・イタリア語)絵本や工作を通して多文化交流を行いました。
7.「外国にルーツを持つ外大生の会」の立ち上げ・交流会の開催
今年度の春学期に本学において「外国にルーツを持つ外大生の会」を立ち上げました。11月3日(日)に外国にルーツを持つ親子を対象とした交流会を実施。当日は、同じく外国にルーツを持つ本学学生と、参加者が世界のゲームやクイズ等を行い、交流を深めました。
8.リーダーシップ・チャレンジinサイパンの開催
2025年3月1日~3月8日の7泊8日で外国語を用い、価値観、立場、文化背景などが異なる組織での協同活動を通してリーダーシップ(スキル・知識・態度)を身につけることを目的として、「リーダーシップ・チャレンジinサイパン」を開催しました。
活動自己評価
https://www.unesco-school.mext.go.jp/supporters/aspunivnet/self-assessment/kyotogaigo/