• やちよしりつおおわだちゅうがっこう
  • 八千代市立大和田中学校

  • Yachiyo Municipal Ohwada Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 環境, 人権, 食育

所在地 〒276-0044 八千代市萱田町645番地
電話番号 047-484-5071
ホームページ https://www.yachiyo.ed.jp/jowada/
加盟年 2025

2024年度活動報告

活動分野

環境, 文化多様性, 人権, ジェンダー平等, 食育

  教育目標「ウェルビーイングな社会の形成者の育成~『新たな自分の発見』」を掲げ,自ら考え行動する態度の育成,個人の尊厳を守り,多様性の視点をもって人との関わりを通して対話から合意を目指す態度の育成,自主的な活動の場の設定から「生徒が実現したい未来」を実現しようとする態度の育成を目指した。この目標の具現化を図るため,「好き」を見出す主体性を育む授業,「なりたい自分」に向けた対処力や上位目標を達成するための対話からの合意を目指す態度の育成に重点を置いて,総合的な学習の時間を核として教科横断的な学びに取り組んだ。私たち職員も,ホールスクール・アプローチのために私たちがどのように取り組むのか改めて学びなおし,ESDカレンダーの製作に取り組んだ。

また生徒会を中心に「再生チョーク活動」,「エコキャップ回収活動」,「シェアハピネス活動」を実施した。これらの活動は,地域の方々や校内に方々への日々の感謝を伝え合いお互いを認め合う活動として位置づけ,感謝の言葉をつづった掲示物を作成し広報したり,地域のゴミ拾いをしたりする活動である。そして今年度の避難訓練では,近隣小学校や保護者と連携した引き渡し訓練を実施し,自分たちで作るまちづくりを目指した。また「好き」を見出す主体性を育む授業をつくるために,誰もが見通しをもって学習できるように各教科の学期ごとの学習計画表をホームページに掲載したり,各教科において好奇心や動機づけを仕掛け学んだことを確かに「伝える」場面を設定したりした。英語や国語を中心に「身近で大切な人や物」「将来の夢」「好きな有名人やスポーツ」「今年を表す漢字」などテーマに沿って自分の意見をプレゼンテーションした。そして今年度よりSDGs17の目標と関連させ,興味関心からだけの調べ学習ではなく世界的に起こっている問題を含めた課題について自分事としてその課題を捉え解決を探る探究学習(「なぜなに大研究」)では,探究テーマをSDGs4「質の高い教育をみんなに」に関連させて「オタ芸とヲタ芸の違い」やハンディファンの「弱」でも強い風を送りたいという思いからSDGs7「エネルギーをみんなに,そしてクリーンに」,12「つくる責任 つかう責任」と関連させたハンディファンの風力(強弱)に着目した研究,「もったいない」という想いからアルミホイルの再利用についてなど身近な疑問から研究する姿が見られた。他にも歴史を学んだことからの興味関心から「東海道の見どころと歴史を探る」など多岐にわたっていた。研究テーマがSDGs10「人や国の不平等をなくそう」と関わりがあると発表した生徒は,人によって同じものでも見える色が違うことがあるためお互いの立場や意見が違うということを認め尊重できるようにするために自分の研究は有効であると発表していた。

その他の活動として講師をお招きして「ソーシャルメディア社会における公共性と表現活動」や「人権とは何か」「共に生きるとはどういうことなのか」について講演会を実施した。自分のこれまでの歩みとこれからの人生について考え,誰もが相互の人格と個性を尊重し支え合う人々の多様な在り方を学ぶ機会となった。

 

来年度の活動計画

 学校目標「ウェルビーイングな社会の形成者の育成」を目指し,誰一人取り残さないようにするために世界で取り組む17の共通目標(SDGs)をもとに,今年度作成したESDカレンダーや学習計画表の見直しを進める。そのためにも総合的な学習の時間を使って取り組んでいる「なぜなに大研究」の充実を図る。ESDカレンダーの作成を進めることで本校の教育課程を可視化し,ホールスクール・アプローチをさらに進めていきたい。そして,これまでの活動「減災・防災」「環境」「人権」「食育」を継承し,より充実した活動を生徒や地域の方々と共に考えて活動していきたい。

過去の活動報告