所在地 | 〒875-0042 大分県臼杵市海添2521 |
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電話番号 | 0972-62-5145 |
ホームページ | http://kou.oita-ed.jp/usuki/ |
加盟年 | 2017 |
2024年度活動報告
減災・防災, 気候変動, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉
本校は、「この地で学ぶ、この地で伸びる、この地で輝く」を学校スローガンとして、地域が抱える課題を自分たちの問題として、主体的に解決に向けた行動ができる人材の育成を目標としている。特に、「命・暮らし・環境を守る」を活動テーマに掲げ、持続可能な社会の構築に向けて主体的に判断し行動できるように日々の活動に取り組んでいる。
(1)自分と隣人の命を守る
本校は海岸から500mの場所に位置し、南海トラフ地震発生時には最大7メートルの津波に襲われる危険が予測されるため、地震や津波発生時の対応や事前準備に関わる講演会を気象予報士兼テレビアナウンサーを招いて開催し、避難時の注意事項、自治体の防災の取り組み等について学習した。また、避難訓練を事前予告なく2回実施し、訓練後には生徒が主体となった学習会も行った。さらに、AEDを用いた心肺蘇生法などの救命法や応急手当の講習会も開催した。
・防災研修会7/30
・救急法講習会1/22
・防災避難訓練5/21、10/31
(2)地域の文化と暮らしを守る
各学期に生徒会が中心となり企画した学校周辺地域のボランティア清掃活動にはほとんどの生徒が参加し、ごみ拾いを通して、地域の方々との交流の輪を広げることができた。また、臼杵市社会福祉協議会の高齢者スマホ教室に講師補助として参加し、高齢者に1対1でスマホの使い方を丁寧に教えたり、障がい者施設のイベントで利用者の方の補助や交流を行い、地域福祉への理解促進に取り組んだ。臼杵市のイベントの案内役や補助、近隣の特別支援学校や周辺地域の高校生と交流・共同学習等を行い、地域の暮らしを支える活動に取り組んだ。さらにユネスコ創造都市ネットワーク(食文化分野)に認定されている臼杵市の食文化の伝承と農林水産物の理解促進を目的に「おおいた「食」のストーリー事業」に参加し、臼杵市の食文化を広める取り組みを行った。
・地域のボランティア清掃活動 (毎月・毎学期)
・薬物乱用防止呼びかけ活動6/30
・臼杵支援学校との交流及び共同学習7/10 10/30
・高齢者スマホ教室8/2
・みずほドリームフェスタ10/6
・うすき竹宵案内11/2,3
・青少年赤十字 愛の手紙12/1
・おおいた「食」のストーリー事業12/20
(3)世界の人々の命と暮らしを守る
文化祭の1年生のクラス展示・2年生のステージ発表では、SDGsに関連した内容の展示・劇を発表し、意識の啓発を図った。また、本校がユネスコスクール認定校としてどんな活動ができるかを防災をテーマにユネスコ部が発表し、県内でも被害の大きかった台風10号被災地緊急支援募金の趣旨に基づいた募金活動を行い、大分県社会福祉協議会に寄付した。さらに、世界寺子屋運動に関わる書きそんじハガキや古切手の回収を行い、県全体の集計活動にも参加した。
・台風10号被災地支援緊急支援募金活動(臼高祭)9/11,12
・24時間テレビ募金9/1
・赤十字献血呼びかけ活動10/7
・世界寺子屋募金活動11/30
・書きそんじハガキ回収活動1/14~20
(4)各種研修への参加
10月に行われた2024年度九州ブロック・ユネスコ活動研究会にはユネスコ部員が参加し、本校の取り組みを発表した。また、大分県ユネスコ協会連盟や大分県青少年赤十字の研修会等に参加し、県内他校とも交流を深めた。
・社会を明るくする運動(臼杵祇園祭)街頭啓発活動7/14
・次世代を拓く人材育成キャンプ8/4
・2024年度九州ブロック・ユネスコ活動研究会10/26
・大分県青少年赤十字(連絡協議会4/27,11/30、新入生歓迎会6/15、リーダーシップ・トレーニングセンター8/6,7、青年赤十字奉仕団交流会9/29、献血呼びかけ活動12/21、救急法大会2/11
来年度の活動計画
近年、大規模自然災害が頻発する中、地域や日本、世界の環境保全につながる減災・防災に向けた学習活動を継続していきたい。また、諸団体が主催する地域の社会福祉や健康を守る活動にも積極的に参加し、地域の暮らしを支える存在になりたい。さらにユネスコ食文化創造都市である臼杵市と共に、しょうゆやみそ、酒などの伝統的な醸造文化が根付いている臼杵市の食文化を、持続可能な都市づくりにつながる取り組みとして、関連した学習を可能な限り活動に盛り込むとともに、臼杵市と協力して食文化の継承と発展への取り組みに力を入れていきたい。