• しょうちゅういっかんこう おおいけがくえん おおさかしりつおおいけしょうがっこう・おおさかしりつおおいけちゅうがっこう
  • 小中一貫校大池学園 大阪市立大池小学校・大池中学校〔キャンディデート校〕

  • Unified Elementary Through Junior High School Oike Gakuen Osaka City Oike Elementary School/Osaka City Oike Junior High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒544-0005 大阪市生野区中川3-4-3
電話番号 066-753-1822
ホームページ http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e671499
加盟年 -

2024年度活動報告

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

2022年2月~2023年8月:チャレンジ期間  2023年12月~:キャンディデート校 
Ⅰ概要
 本校は、2021年4月に近隣の2校(2022年に更に1校)が統合し、開校した。校区の西側には、日本最大級のコリアタウンを有し、東側には多数の中小工場がある。本校のある生野区は区民の5人に1人が外国人住民であり、都市部としては日本で最も外国人住民比率が高いまちで、住民の国籍の数も約80か国というグローバルタウンである。
 本校の児童も約半数が、外国にルーツをもつ児童でその多くが韓国・朝鮮につながりをもつ。そのため、古くから在日外国人教育を中心に、多文化共生・国際理解教育を進めてきた。
本年度は、研究主題を「自尊感情と郷土愛を養い、心豊かにしなやかに生きる力をはぐくむ ―学びを伝える活動を通して―」とした。発信者として子どもたちがより主体的に活動し、地域の特色に触れながら、その特色を生かした共生社会の実現を目指すことが、自尊感情の高まりと郷土愛の涵養につながると考えた。

Ⅱ実践内容
 各学年の授業実践は以下の通りである。
第1学年『せかいのあそび~いろいろなくにのあそびめいじんになろう~』
第2学年『ハッピーピーバースデー~せかいのおいわいけんきゅう会~』
第3学年『わたしたちのまちの商店街~桃谷商店街・コリアタウンの「すてき」を伝えよう~』
第4学年『わたしたちの町の昔とこれから~平野川のつけかえを通して~』         
第5学年『大池小ものづくり百景~こんなものが生野で作られている!?~』
第6学年『めざせ!「猪飼野ナビゲーター」』
 これらの授業実践は「出会う」「つながる」「発信する」という3つのテーマをもとに進められた。
 世界にはさまざまな物事があることに「出会い」、その一つ一つとの「つながり」を大切にし、その体験を自身の中にとどめておくのではなく、様々な形で「発信する」ことで自己の考えを広めることを行った。特に第6学年の『めざせ!「猪飼野ナビゲーター」』では、自分たちが住む町の価値に気づき、社会見学で訪れる他校の児童を案内し、その価値を広める6年間の集大成となる活動である。この活動は、今後も継続して取り組みを進めていく。

Ⅲ日々の実践
1民族学級・熊猫班級(ションマオバンジィ)・ホアセン学級
 本校には外国にルーツをもつ児童が多く在籍する。その児童らの民族的アイデンティティを保持・醸成するために上記の学級を設置し、これらの学級で児童らは、言葉や歴史、文化等について学んでいる。特に韓国・朝鮮にルーツをもつ児童が学ぶ民族学級は、70年を超える歴史をもち、大阪市の在日外国人教育の広がりに寄与してきた。
2国際理解学級
 上記の学級に在籍しない児童のうち4~6年生の児童は、国際理解学級に在籍し、世界のことや友だちにつながりがある国のことなどについて学んでいる。
3セットンチュッチェ
 本校の国際理解教育の総称で1年間をかけて取り組みを行う。セットンチュッチェとは韓国・朝鮮語で「虹の祭り」という意味。
 ①遊び体験 世界の国の遊びを体験
 ②ゲストティーチャー 外国にルーツをもつ保護者を招き、お話を聞く。
 ③民族学級(国際クラブ)発表会 各学級で学習したことを発表する。

来年度の活動計画

次年度も本年度と同様に実践を進める。

国際理解の学習:セットンチュッチェとして同様に進める

研究実践:研究主題等は未定であるが、国際理解・多文化共生・地域理解を中心に継続して実践を進める。

過去の活動報告