所在地 | 〒444-0071 愛知県岡崎市稲熊町4-68-1 |
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電話番号 | 0564-22-3566 |
ホームページ | https://cms.oklab.ed.jp/el/umezono/ |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
平和, 福祉
本校は、「思いやりの心で一人一人を幸せを願って行動することを通して、子供たちの居場所となる学校づくり」を経営方針として、ESDを「私たちとその子孫たちが、この地球で生きていくことを困難にするような問題について考え、立ち向かい、解決するための学び」と捉えた。そして、ESDの実践を通して人格の発達や自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと、また、自らの夢や希望をもち、多様な価値観や自分らしさを認め、進んで諸問題に対峙し、自信をもって、自分らしく実践・行動できる子を目標とした。
①福祉実践教室の実施について
6年生が令和6年10月から12月にかけて福祉実践教室を行った。この活動は、岡崎市福祉協議会等の方々のご協力をいただいて実現したもので、車いす体験活動や視覚障がい者ガイド体験、手話や要約筆記体験、高齢者疑似体験などさまざまな活動をした。実際に障がいのある方々に講義を依頼し、当人でしか分からない苦労や生活の大変さ、障がいに対しての思いを児童に伝えいだだいた。そうした活動を通して、児童は障がい者の生活の不便さを知るとともに、生活するための工夫やまわりの人の協力の大切さに気付くことができた。また、講話や体験活動を通して学んだことを生かして、ユニバーサルデザインやバリアフリーの必要性を考え、福祉の大切さについて他学年に発表した。相手の立場を理解し、思いやりの心を育むことができた。
②委員会による人権集会の実施について
12月10日の世界人権デーということで、12月4日~10日までが人権週間となることを知った梅っ子スマイルの児童は、この機会に全校児童に人権とはどういうものかを考えてもらうための児童集会を開催した。集会では、児童が「人権とは何か」を知り、相手を尊重する行動について考えた。校内の2階の渡り廊下に、全校児童の思いやりが伝わるような「思いやりの木」を作成した。各学級で、葉っぱに最近、心が温まったり、思いやりを感じたりしたことを書き、2階の渡り廊下には、全校の温かい気持ちが記された。人権集会を通して、思いやりのある言動について考えることができた。
来年度の活動計画
本校は、開校155年を迎える歴史ある学校である。本年度に学区に基づく梅園風土記を完成し、全校児童や学区の方々に配付された。学校生活では、「みんなでつくる かがやくうめぞの」をスローガンとして、教育活動を行ってきた。そこで来年度は、梅園風土記を活用して、学区の歴史や本校の歴史を振り返り、郷土愛や愛校心を高める「梅っ子フェスティバル・開校記念日」を開催する予定である。また、今年度の福祉実践教室や人権、持続可能な生産と消費などの様々な活動を通した学びの発表の場を企画している。さらに、各委員会が一年間の活動内容を報告する報告会を実施し、来年度の活動をより活発に行えるようにしたいと考える。様々な学んだ成果を全校で交流する機会を増やしていく予定である。