• うきしりつおがわしょうがっこう
  • 宇城市立小川小学校

  • Uki Municipal Ogawa Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒869-0622 熊本県宇城市小川町西北小川1
電話番号 0964-43-0041
ホームページ https://es.higo.ed.jp/ogawa/
加盟年 2012

2024年度活動報告

活動分野

環境, 平和, 人権, その他の関連分野

本校は、「学び合い、認め合いながら、ともに伸びゆく小川っ子の育成」を学校教育目標として、ESDを持続可能な社会の担い手を育む教育と捉え、ESDの実践を通して、以下の3点の力の育成を目標とした。

① 持続可能な発展に関する諸問題及び価値観について知る中で、将来社会の担い手としての自覚と意欲を高める。

② データや情報を分析する活動を通して、その能力及び、体系的な思考力・判断力を高める。

③ 体験活動や既知などの根拠をもとに理由を組み立て、相手に分かるように伝える活動に取り組む中で協働する力、発信力、コミュニケーション力、リーダーシップ等を培う。

〇活動の視点及び本校の教育活動において実践可能な領域

視点① 人と人とのつながり:命や人間の尊厳の大切さ、多様性の尊重

領域・・・「心に関する学習」「環境学習」「福祉学習」「防災学習」

視点② 人と自然とのつながり:地域の自然とくらし、産業、文化、資源の有限性や循環

領域・・・「伝統文化学習」「食文化学習」「エネルギー学習」「キャリア学習」「環境学習」

視点③ 人と社会とのつながり:貧困や人権、平和、私たちのくらしと世界とのつながり

領域・・・「国際理解学習」「環境学習」

 

〇本年度の重点領域

具体的には、人と人とのつながり、人と自然とのつながり、人と社会とのつながりを視点とし、生活科や総合的な学習の時間、学校行事を中心に、「環境学習」「キャリア学習」「伝統文化学習」を行った。

① 環境学習

環境学習では、総合的な学習の時間を通して、3年生が小川の有名な食べ物調べ(しょうが・米粉など)、4年生が学校の横を流れる川「砂川」(環境・歴史・くらしのつながり)について学習した。昭和に起きた水害の歴史、河川の水を用いた利水(農業への利用)、地域の農産物を調査する中で、砂川が地域の経済に大きく貢献していることを学んだ。地域に関する内容を学習することで、地域を大切にしようとする思いも強くなったと思われる。5年生は熊本県の取組である「水俣に学ぶ肥後っ子教室」で現地を訪問し、私たちの生活が与える水資源の影響など、環境を守る大切さを学んだ。

児童会活動の一つであるESD委員会では、年間を通してエコキャップ回収活動に取り組んでいる。集めたエコキャップが世界の困っている子供にワクチンを届けることができることを知らせ、年間60キログラムを目標に頑張っているところである。集めたエコキャップは近隣の大型ショッピングセンターの回収プログラムを利用し、役立ててもらっている。

また、PTAとの連携として、年間2回の学校環境美化作業(5月の運動会前)(8月の夏季休業中)を行っている。PTAと学校が協力して多くの保護者、児童が参加し、花を植えたり除草したりすることで学校の環境をよくしようと意欲的に活動した。

②キャリア学習

2年生は生活科の学習で、まちたんけんに出かけ、地域の商店等を訪問した。お店の方の話を聞いたり商品を見学することで、地域理解につながった。3年生が小川町の特産品である「しょうが畑」を訪問し、収穫の仕方や出荷について学習した。根の取り方や扱い方、商品化する様子にふれることで農家の方の思いを知る貴重な経験となった。5年生は米作りの体験活動を行った。本年度は保護者の方にお世話になり、苗植えや草刈り、稲刈りを通して農家の方の米作りに対する思いや工夫について学んだ。6年生はきたる3月の「はついち」で販売体験を行い、交渉・仕入れ・販売・利益など、経済の一端を体験を通して学ぶ予定であり、準備を進めているところである。

③伝統文化学習

3年生が地域の文化伝承サークルの方々の指導を受け、「小川凧」の作成を行った。6年生が小川町の史跡を巡り、地域にある小川阿蘇神社について、神社の歴史や神社周辺の昔の街並みを調べ、社殿を見学した。合わせて、小川の三傑について調べ、その功績が現在の礎となっていることを学んだ。4年生以上が参加するクラブ活動「カルチャー教室」では日本文化である「お茶・生け花」「将棋」を地元の方から習い、伝統文化について体験することができた。学校外の活動とはなるが、神社の秋祭りに参加している子供もおり、地域の後継者として神社と街のつながりについて経験した。

④その他(国際理解)

ESD委員会の6年生を中心に、給食時間の校内放送を利用し、「今日は何の日」として、国際理解のため、「国際デー」から、世界のことを考えてみようと投げかけ、国際デーの紹介を行った。

 

(1)砂川の水を利用した農業(しょうがほり体験)

しょうがほり体験

(2)白玉工場見学

白玉工場見学

(3)米作り体験

稲刈り体験

(4)「はついち」への参加(販売体験)

はついち販売体験

(5)まちたんけん(地域理解学習)

まちたんけん

(6)小川凧づくり(伝統文化体験)

小川凧づくり

(7)カルチャー教室「日本文化」(伝統文化体験)

日本文化

(8)ESD委員会の取組(ペットボトルキャップ回収)

ペットボトルキャップ回収

(9)学校美化作業の様子

学校美化作業

 

 

 

来年度の活動計画

来年度の活動計画

ESD教育
(1)目的
① 将来社会の担い手としての自覚と意欲
② データや情報の分析能力及び体系的な思考力・判断力
③ 協同する力、発信力、コミュニケーション力、リーダーシップ
(2)活動の視点と重点領域
視点 □ 人と人とのつながり
□ 人と自然とのつながり
□ 人と社会とのつながり
領域 □ 環境学習
4年: 「砂川たんけん」(総合的な学習の時間)
5年: 「水俣に学ぶ肥後っ子教室」の事前・事後学習
米作り体験(総合的な学習の時間)
6年: 「環境や人にやさしい未来の小川を創造しよう」(総合的な学習の時間)
領域 □ 伝統文化学習
3年: 白玉工場見学 小川凧製作活動(総合的な学習の時間)
4年: 小川町の食文化(総合的な学習の時間)
6年:  小川の史跡等(総合的な学習の時間)
領域 □ キャリア学習
全学年: 「はついち」への参加等

過去の活動報告