所在地 | 〒305-0867 つくば市境田191番地1 |
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電話番号 | 029-838-0364 |
ホームページ | https://www.tsukuba-school.jp/yanan/ |
加盟年 | 2025 |
2024年度活動報告
環境, 国際理解, 人権, 持続可能な生産と消費, 食育
令和5年度から継続し、主につくば市独自の教科「つくばスタイル科」や特別活動においてESDを推進するとともに、県のパイロット研究推進校として、小規模校のよさを生かした教育活動の展開を図った。
つくばスタイル科キャリア単元では、企業と連携し「働くこと」について考える活動を展開した(第4~6学年)。市内にある企業の物流倉庫を見学し働く人の努力や思いに触れたり、自分らしさを生かす働き方について考えたりすることで、一人一人が自分のよさや可能性を見つめ、認識する機会となった。また、「STEAMコンパス授業」では、児童一人一人が自らの問いを探究する「マイ探究」に取り組んだ(第5・6学年)。市内研究施設の研究者を助言者として迎え、課題解決に向けて研究計画を立てたり、その研究過程でアドバイスをもらったりすることで、児童は主体的に探究活動を進めていった。また、探究の途中経過や成果について他の小規模校の児童と交流する場を設定し、多様な他者と思いや考えをやり取りする中で、互いの視点や視座を広げることができた。
縦割り班活動では、伝統行事「秋を楽しむ会」を児童が主体的に作り上げる活動を推進した。毎週水曜日の谷南小タイムでは児童が4つの縦割り班に分かれ、班ごとに参加者を楽しませる企画を立案、運営した。高学年児童が班の中心となって企画を実現するための活動計画を立てるとともに、低学年児童も自分に与えられた役割を果たすことで、企画を成功させることができた。縦割り班ごとの「栽培活動」では花壇作りと作物作りに取り組んだ。作物作りでは、自分たちが育てたい作物を選び、苗植えから収穫までの過程(土づくり、水やり、草取り等も含む)を協力して進めることができた。また収穫した作物を調理する時間も設定し、みんなでその成果を味わうこともできた。異年齢集団での対話を重ねながら、児童はそれぞれの活動で他者と協力する力を発揮していた。
来年度の活動計画
令和6年度の実践を継続し、つくばスタイル科での探究活動を推進していく。特に「マイ探究」については、第5・6学年での活動につながるようなミニ探究を低学年から積み重ねていけるようカリキュラムマネジメントを行い、児童の多面的・総合的に考える力を伸ばしていきたい。また、縦割り班の「栽培活動」にもより探究的な視点を取り入れ、自分たちを取り巻く環境や持続可能な生産について考えを広げるような活動を展開したい。