• とうきょうとりつろっぽんぎこうとうがっこう
  • 東京都立六本木高等学校

  • Tokyo Metropolitan Roppongi High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 福祉, 食育, その他の関連分野

所在地 〒106-0032 東京都港区六本木6-16-36
電話番号 03-5411-7327
ホームページ http://www.roppongi-h.metro.tokyo.jp/site/tei/
加盟年 2017

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 福祉, 貧困, その他の関連分野

本校は「見つけて 磨いて 未来をひらく」を教育目標として、ESDの理念を教育課程に導入し、実践的な学習・探究の場と捉え、様々なESD教育の実践を通して持続可能な開発のための知識及び技能の習得を目指している。

都心にありながら校庭は天然芝であり、畑も所有している。緑豊かな恵まれた環境にあり自然と親しむ条件が整っている学校である。授業は100を超える講座を開講しており、ここで紹介している科目だけでなく、各講座でESDの考え方に関連する内容を取り入れた授業を行っている。

①ネイチャーアクアリウムづくり

この学習は、専門家の指導の下、年間を通じて実習を中心に活動する授業である。水槽のメンテナンス、藻類の駆除や水槽のトリミングを行うことで、魚のための環境づくりとして必要な知識と実際を学ぶことができる。

正面玄関にて飼育しているので、在校生や来校者にもネイチャーアクアリウムを紹介する機会があり、多くのみなさんに親しまれている。アクアリムの授業では、水景をイメージし、構図素材(石、流木等)の選定、水草の植栽、レイアウトまでの一連の流れを生徒それぞれが考え、計画的に取り組んでいる。

②生活園芸活動

この学習は、実習を中心に活動している授業である。園芸の専門家の指導の下、草花や野菜、根菜等の栽培している。活動としては、土づくりから幡種、管理、収穫、収穫物の利用までの過程を実際に体験することができる。今年度も、さつま芋などの収穫に際して、近隣の幼稚園児を招待し、収穫の体験活動を行うなど、持続可能な開発及び持続可能なライフスタイルをテーマに取り組んだ。

年間を通した学習内容としては、農業生産の基礎として耕起(耕す)の体験から始まり、すいか、きゅうり、なす、キャベツ、白菜、さつま芋など季節に応じて定植を行った。収穫までには除草、堆肥作り、病害虫の駆除作業などを経験することで、生態系の理解促進にもつながった。植物生産を安定的に提供することの難しさを学習した。持続的、安全的に生産するために必要なことを学んだ。

 

③生物と環境、植物を用いた作品づくりに関する活動

専門家の指導の下、水族館、動物園にいる生き物調査や観察を行い、生物と環境との関係性や種の保存の大切さを学んだ。また自然環境への関心を高める活動として、河川での生物観察、雑木林の保存体験活動、身近な地形の探索、海洋実習(ドルフィンウォッチング)を実施した。

他にも毎年継続している「ひまわりプロジェクト」の実施、その葉を用いてたたき染めを行い、育てたひまわりの種を福島に送るなど、自然との共生につながる活動を行った。、

来年度の活動計画

都心にある学校であるが、天然芝のグラウンドや敷地内に畑も所有し、都市に生きる植物や昆虫、小動物など、自然との触れ合いを大切にしている。また校外学習などを通して、自然体験を経験する取組みを行っている。ドルフィンウォッチングや河川敷での実習など、持続可能な開発目標も取り入れた活動を行う。また個々の興味や関心を継続的に観察や調査等を行う探究活動の充実を図る。

過去の活動報告