- とうきょうがくげいだいがくふぞくこくさいちゅうとうきょういくがっこう
-
東京学芸大学附属国際中等教育学校
- Tokyo Gakugei University International Secondary School
- 種別中等教育学校または中高一貫校等 地区関東地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒178-0063 東京都練馬区東大泉5-22-1 |
---|---|
電話番号 | 03-5905-1326 |
ホームページ | https://www.iss.oizumi.u-gakugei.ac.jp/ |
加盟年 | 2011 |
2024年度活動報告
生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
本校は、「多様で異なる人々と共生・共存でき、進展する内外の国際化の中で活躍する力を持った生徒を育てる」を学校理念として、主に学校独自の学習領域「国際教養」を中心に、様々な学習・活動の中でESDを実施してきた。以下は今年度の活動概要である。
■ワークキャンプについて
1年生では、富士山周辺地域でのワークキャンプを実施した。住友林業株式会社が管理をしている森林「富士山まなびの森」において、NPO法人ホールアース自然学校の協力のもと、植生調査・動物痕跡調査を中心とした探究プログラムを実施した。
3年生では、沖縄においてワークキャンプを実施した。南部戦跡をめぐる平和学習や、4つのコースに分かれて沖縄を通して世界で起きていることについて調査・探究を行った。
5年生では、タイにおいて、数年ぶりの海外ワークキャンプを実施した。バンコクでは、障がい者支援施設やポメロ農場、スラム街などを訪れ、多角的な視点でタイの現状や課題について理解を深めた。また、現地校での交流を通じて、異文化や異言語についても考え、学びを広げた。
こうしたワークキャンプでは、本校独自の学習領域である「国際教養」の三つの柱(人間理解・国際理解・理数探究)を軸として、生徒の活動を構築するため様々な分野の気づきを生徒に提供できている。
- 探究活動について
後期課程では、IB MYPプログラムに基づく4年生の「Personal Project」、5年生・6年生の「総合的な探究の時間」「理数探究」において、生徒自身が設定したテーマと仮説にそった探究活動が行われており、現代諸課題の解決に向けた作品づくりや論文作成に取り組んでいる。こうした課題発見の力は、6年を見通した国際教養の諸活動によって培われている。
- その他の取り組み
2年生の国際教養講座(6年間にわたる国際教養の基盤講座)において、NPO法人フリー・ザ・チルドレンと協働して開発した国際理解プログラム(全7コマ)を実施した。
来年度の活動計画
独自の学習領域「国際教養」のさらなる充実が、ユネスコスクールとしての活動の深化につながる。
現在、次年度に向けて、学校設定科目「国際A/B」で展開している講座の見直しが図られている。次年度は一層の充実を目指したい。
また、今年度は5年生のタイワークキャンプが初めての実施であり、その成果と改善の余地が現在整理されているところである。例えば、現地のユネスコスクールとの連携も新たな可能性のひとつとして期待しながら、プログラムの更なる進化を目指したい。
さらに、探究活動やSA(Social Action)活動を通して、現代社会の諸課題に取り組み、社会貢献に参加していく姿勢を育てることを目指す本校において、その成果を他の学校・生徒と共有し、生徒同士が学び合える機会を一層提供していきたい。具体的には、ユネスコスクール、IBスクール、SSH/WWL校と連携し、探究活動における交流・報告の場を設けたり、スタディツアーを実施したりすることの促進を検討している。