- とうほくがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう
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東北学院中学校・高等学校〔キャンディデート校〕
- Tohoku Gakuin Junior and Senior High School
- 種別中等教育学校または中高一貫校等, キャンディデート校 地区北海道・東北地区
- 主な活動分野減災・防災, 国際理解, 平和, 福祉
所在地 | 〒983-8565 仙台市宮城野区小鶴字高野123番1 |
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電話番号 | 022-786-1231 |
ホームページ | https://www.jhs.tohoku-gakuin.ac.jp |
加盟年 | - |
2024年度活動報告
減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費
2022年12月~2023年7月:チャレンジ期間、2023年8月~:キャンディデート校
本校は、宗教改革の「福音主義キリスト教」の信仰に基づく「個人の尊厳の重視と人格の完成」を建学の精神として、キリスト教的人格の陶冶を教育目的に掲げている。また、教育の基本方針の一つに「持続可能な開発のための教育」を設定しており、ユネスコが主導するESD(Education for Sustainable Development)を推進し、論理的思考力、クリティカル・シンキング、情報収集・分析能力、コミュニケーション能力、問題解決能力などを身につけさせ、持続可能な社会の担い手となりうる生徒の育成に努めている。
Ⅰ 減災・防災
①「仙台ふるさとの杜再生プロジェクト」への参加(4月18日・4月25日・5月16日)
高校3年生が「仙台ふるさとの杜再生プロジェクト」に参加した。これは、東日本大震災の津波によって大きく失われてしまった仙台の海辺の森を、市民の手で再生していくプロジェクトであり、仙台市建設局百年の杜推進課や都市デザインワークスの協力のもと、若林区荒浜の海岸公園センターハウス周辺での育樹活動とビーチクリーン体験を行った。
育樹活動では、荒浜農園の花壇づくり・海岸防災林の枝打ち作業・植栽地での除草作業など、様々な活動に取り組んだ。また、ビーチクリーン体験では、小さなプラスチックゴミ、バーベキューで使ってそのまま捨てられた網、ペットボトルなど様々なゴミを収集しながら、海洋ごみ問題を具体的に捉えることができた。
②「震災遺構学習」(12月3日・4日)
中学校1年生がSDGs11「住み続けられるまちづくりを」について理解を深めることと、東日本大震災の風化防止と防災意識の向上をはかることを目的に、「震災遺構学習」として山元町震災遺構である中浜小学校を見学した。中学校1年生は東日本大震災後に生まれた世代であり、震災を直接的に知る・学ぶ・感じる経験が乏しい。津波被害がそのまま残された校舎や、3月の寒い中全員がうずくまって一晩を過ごした倉庫、そして語り部さんのお話とメッセージを通じて、災害を身近なもの、リアルなものとして捉えることができた。
Ⅱ 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等
① 七夕飾りの制作(7月4日)
高校3年生が連坊コミュニティセンターを訪問し、地域イベントで使用する七夕飾りの制作に取り組んだ。仙台七夕は江戸時代初期に始まった伝統行事であり、以前は各地区や町内会でも年中行事として積極的に行われてきたが、近年ではコミュニティや人口構成の変化に伴い、行事の開催が困難な地域も存在する。今回は住民と協働で七夕飾り制作に取り組むことで、生徒は地域文化の大切さや、その文化を維持することの意義について学ぶことができた。
Ⅲ 福祉
①新浜地区ボランティア活動(10月24日)
高校2年生が地域課題理解学習の一貫として、清掃ボランティアに参加した。生徒は終了予定時間までゴミを拾い続けたが、全てを回収するには至らず、新浜地域の課題を身をもって感じることができた。参加した生徒からは、「自然にかえらないものは勝手に捨てないように防がないといけないと感じた。」「プラスチックなどのゴミが多いと感じた。海はきれいな場所であってほしいと思った。」といった感想が寄せられた。








来年度の活動計画
4月 仙台ふるさとの杜再生プロジェクト(高校3年:減災・防災)
5月~7月 荒町・連坊地区ボランティア活動(高校2年・3年:福祉)
8月 東北学院大学工学に関する啓発活動(中学3年:エネルギー 環境)
海外研修(中学1年~高校3年:国際理解)
9月 フィールドスタディ(高校2年:持続可能な生産と消費)
10月 職場体験(中学2年:持続可能な生産と消費)
新浜地区ボランティア活動(高校2年:減災・防災 福祉)
12月 震災遺構学習(中学1年:減災・防災)
ファインスパーク(中学2年:持続可能な生産と消費)
SDGs探究発表会(高校1年)