2021年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉
本校は、「ふるさと高山を愛する心を育てる」を活動テーマとして、ESDを「やさしさのあるまち高山市」を作る担い手を育てることと捉え、ESDの実践を通して誰もがお互い助け合い、幸せになることができる「共生社会」を作っていこうという心と力の育成を目標とした。
具体的には、総合的な学習を柱に、①郷土の歴史や文化に関わる学習、②郷土の偉人に関わる学習、③郷土の福祉に関わる学習、④地域の防災に関わる学習 ⑤学習したことを発信する活動を行った。
① 郷土の歴史や文化に関わる学習
3年生の総合的な学習では、創立149周年を迎えた自分たちの学校の歴史や校区の伝統的な行事等を調べる学習を行った。校区探検に出かけて見学をするなど、自分たちの住む校区の歴史や文化についての知識を得た。5年生は、東小校区の農業、工業、神社・寺、文化財、自然、東小の歴史、人物の7テーマに分かれて、調べる学習を行った。
② 総合的な学習では、郷土にゆかりの人物、本校にゆかりのある人物の学習を行った。広瀬武夫(3年生、5年生)、岐阜県ゆかりの人物(4年生)、滝井耕作(5年生)、社会科の学習内容に沿った人物を学年ごとに配当した。
③ 郷土の福祉に関わる学習
4年生の総合的な学習では、福祉協議会の協力のもと、高齢者や障がい者の方の特徴について、疑似体験を通して理解した。その上で、聴覚障がいや視覚障がいのある方の話を聞くなどし、社会には多種多様な方が生活しており、その誰もが幸せに生きたいという願いをもっていることを知った。
④ 地域の防災に関わる学習
4年生の総合的な学習では、防災を専門としている教授やまちづくり協議会の協力のもと、最新の防災について学んだ。地震が起きたときに気をつけるポイントや、身の守り方について全校に発信した。
⑤ 学習したことを発信する活動
6年生の総合的な学習では、高山市の名所、旧跡、伝統行事、伝統工芸、食文化等について追究を行い、調査したことをもとにパンフレットの作成をし、修学旅行先で配布をし、高山のよいところを紹介する活動を行った。また、保護者にも紹介する予定である。5年生も東小の歴史についての発信を予定している。すべての学年が、生活科や総合的な学習で学んだことを、下の学年に発表する活動を行っている。地域の人たちとの交流を通して、本校の活動や児童への理解を得ることができた。
来年度の活動計画
○郷土の偉人(広瀬武夫、滝井耕作)についての学習
○各学年の活動
3年生・・・東小学校の歴史の調査
4年生・・・防災の学習、福祉的観点での市内見学、高齢者施設訪問
5年生・・・東小校区の農業・工業・神社・寺・文化財・自然・歴 史・人物についての調査
6年生・・・高山市の歴史、個人テーマの調査活動
高山のパンフレットの作成と配付