2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等, 福祉

本校は、「ふるさと高山を愛する心を育てる」を活動テーマとして、ESDを「やさしさのあるまち高山市」を作る担い手を育てることと捉え、ESDの実践を通して誰もがお互い助け合い、幸せになることができる「共生社会」を作っていこうという心と力の育成を目標とした。

具体的には、総合的な学習を柱に、①郷土の歴史や文化に関わる学習、②郷土の偉人に関わる学習、③郷土の福祉に関わる学習、④学習したことを発信する活動を行った。

 

1.郷土の歴史や文化に関わる学習

3年生の総合的な学習では、創立148周年を迎えた自分たちの学校の歴史や校区の伝統的な行事等を調べる学習を行った。校区探検に出かけて見学をするなど、自分たちの住む校区の歴史や文化についての知識を得た。また、6年生の総合的な学習では、高山市の名所、旧跡、伝統行事、伝統工芸、食文化等について追究を行い、調査したことをもとにパンフレットの作成をし、修学旅行先で配布をし、高山のよいところを紹介する活動を行った。

 

2.郷土の偉人に関わる学習

総合的な学習では、郷土にゆかりの人物、本校にゆかりのある人物の学習を行った。広瀬武夫(3年生)、住民平(4年生)、金森長近(5年生)など、総合的な学習や社会科の学習内容に沿った人物を学年ごとに配当した。

 

3.郷土の福祉に関わる学習

4年生の総合的な学習では、福祉協議会の協力のもと、高齢者や障がい者の方の特徴について、疑似体験を通して理解した。その上で、聴覚障がいや視覚障がいのある方の話を聞くなどし、社会には多種多様な方が生活しており、その誰もが幸せに生きたいという願いをもっていることを知った。

 

4.学習したことを発信する活動

6年生は、高山の観光のパンフレットを作成し、高山市内の施設に配布をした。また、高山市内に修学旅行に来る他校の児童にスムーズに魅力を紹介した。すべての学年が、生活科や総合的な学習で学んだことを、下の学年に発表する活動を行っている。地域の人たちとの交流を通して、本校の活動や児童への理解を得ることができた。

来年度の活動計画

○郷土の偉人(広瀬武夫、住民平、金森長近、牧野英一、牧野良三、守洞春、篠原無然、本郷村善九郎)についての学習

 

○各学年の活動

3年生・・・東小学校の調査、校区探検

4年生・・・福祉的観点での市内見学、高齢者施設訪問

5年生・・・高山の文化、自然、伝統工芸についての調査

6年生・・・高山市の歴史、個人テーマの調査活動

高山のパンフレットの作成と配布

高山市の課題解決のための提案