所在地 | 〒206-0024 東京都多摩市諏訪5丁目13番地 |
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電話番号 | 042-371-4533 |
ホームページ | http://schit.net/tama/essuwa/ |
加盟年 | 2013 |
2024年度活動報告
生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 平和, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, エコパーク
本校は、「自己の生き方を考えることができる児童」を学校理念として、ESDを「探究的な見方・考え方を働かせ、人、もの、ことと関わる学習」と捉え、ESDの実践を通して、知識・技能【情報を取得し活用する能力】、意思・態度【多様性を尊重し共生する態度】、探究する力【思いを発信する力】、思考力【内省的な思考力】の育成を目標とした。
SDGs11「住み続けられるまちづくりを」を活動の共通テーマに掲げ、全校児童の意識を高めながら、各学年の目標に応じた資質・能力が高まるよう「調べる学習」「交流活動」「発信」を柱に、活動を行った。
①身近な自然や地域社会に親しむ活動(1,2年生)
地域の公園へ出かけ、春には遊具や自然物と触れ合い、秋にはまつぼっくりやどんぐり等を集めておもちゃを作成する等、自然物のよさを生かして自分なりに工夫した活動を行い、完成後は友達と作り方や遊び方等を交流した。
学区域探検や地域の商店へのインタビューを通して自分たちの生活が地域と深く関わっていることに気付き、親しみをもって地域の人と接することができるようになり、自分が住む町への愛着がより深まった。
②地域社会を福祉や環境の視点から捉える活動(3,4年生)
自分たちが住む街を誰もが暮らしやすい街にするための工夫について、障がいのある方、高齢者、妊婦や乳幼児がいる人、外国人等、町に出て調べ、自分には何ができるのかという視点で学習を深めた。障害がある方も高齢者も妊婦も乳幼児がいる人も外国人も便利な町とは、全ての人が便利な町だという視点から自分ができることは何かを考え、町に出てごみや落ち葉拾いを行った。
身近な公園の環境を調べ、理想の公園にするために公園に「ポイ捨て禁止」や「自然を大切に」とポスターを掲示してもらったり、使えなくなった遊具を直してもらったりを多摩市の環境緑地課と協力の上行った。またSDGsの目標と関連付けながら、校内の環境について考え、自分たちができることを行った。自分たちの努力だけではなく、学校や家庭等の多くの人の力で取り組むことの大切さに気付き、その大切さを広めていこうという気持ちを深めた。実際自分たちができることを行い、学校の内外に広めた。
③もっともっと、ステキなまちへ(5年生)
諏訪の町のよさを知るために、諏訪の南側にある黒川の里山について調べ、生き物の多様性や持続可能な暮らし方について関心をもち、地域のよさを大切にしていこうとする心情を育んだ。また、多摩市開発の歴史に興味をもち、資料を集めたり周りの人に聞くなどして、開発の歴史を知るとともに、20年後の諏訪地域の理想像を描き、持続可能な地域を目指し、校内や多摩市へ向けて発信した。
④地域と産業の学習から持続可能な社会づくりを考える学習(6年生)
地域の農家の方の話を受けて日本や多摩市の農業への理解を深め、農家の方の助言を基に、学校の農園で無農薬での野菜の栽培・収穫を行った。調べ学習や話し合いを通して、直面する課題を解決するための工夫・方法を見出し実践した。まとめとして、環境と農業の結び付き、野菜の歴史や栽培方法、調理方法の紹介、農業とSDGsの関連性等、栽培や調べる学習で分かったことをまとめ、校内や地域社会に向けて発信した。
来年度の活動計画
主な学習活動
①身近な自然や地域社会に親しむ活動
1年生 きせつとなかよし
2年生 とびだせ!町のたんけんたい
②地域社会を福祉や伝統文化の視点から捉える活動
3年生 みんなにやさしい町づくり
4年生 環境問題を考えよう
③地域と産業の学習から持続可能な社会づくりを考える活動
5年生 もっともっとすてきなまちへ
6年生 諏訪みらい大使プロジェクト