- らうすちょうりつしゅんしょうようちえん
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羅臼町立春松幼稚園
- Rausu Municipal Shunsho Kindergarten
- 種別幼稚園または幼保連携型認定こども園 地区北海道・東北地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒086-1841 北海道目梨郡羅臼町八木浜町407 |
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電話番号 | 0153-88-1616 |
ホームページ | |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
海洋, 環境, 食育
本園は、知床自然遺産である羅臼町の中にある幼稚園です。毎日元気に過ごす幼児が、普段当たり前にのようにある自然やその他の環境が他にはない素晴らしいものだということに気付き、友達や教師、保護者と共感しながら幼児教育の充実を図ることを目指していった。
①自然に触れ体感する活動
・四季を通じて、園近くの海で自然環境の素晴らしさを五感で感じながらカ活動することができた。
・園周辺で採れた野草(ヨモギ・フキ)を自分達で調理して食べたり。5歳児が育てた野菜(じゃがいも)を3・4歳児へ調理してふるまう経験ができた。今年はバスに乗って農園まで行き、大根を収穫し、自分達で漬物作りをすることもできた。自分達の周りの植物や野菜に関心をもつようになった。
②地域の産業(漁業、酪農)に関する施設や自然に関する施設を見学し、学びの機会を設けることができた(市場、牧場、ビジターセンター、郷土資料館など)
・地域の方が幼稚園に地元の海で獲れる食材を提供してくれたり、実際に調理する場面を見学することができ、食育活動が充実した(ほっけのかまぼこ、めんめのから揚げ、秋鮭の塩焼、秋味汁など)。羅臼の特産物である昆布についても、昆布場の見学や講師を招いての昆布のヒレ刈り体験、昆布の佃煮を食べたりするなど、地域の人の協力のもと、楽しみなら活動することができた。
③町や海をきれいにする活動
・海上保安啓発運動による読み聞かせで、海を大切にすることを学んだ。後日、子ども達が園周辺の海岸にゴミが落ちていることに気付き、交流で学んだことを思い出しながら自分達の町をきれいにしようと話し合いをして、海上保安庁の方々と一緒にゴミ拾いを行った。7月には、今まで6年間続けていた海を大切にしてほしいことや海への活動を継続していってほしいことを伝えられた。
来年度の活動計画
・今年度はクマの目撃情報でほとんど裏山で遊ぶことができなかったので、クマ対策や安全に遊べる方法を探っていく。
・地域の産業・自然について知る施設を訪問することで、地域の良さや素晴らしさを学ぶことができた。自分達の住む町に愛着をもち、大切にしようとする気持ちが育った。次年度も地域の人との関わりを計画していく。
・今後の海への活動は継続し、活動を計画していく中で、教師主体ではなく、何ができるか、どうしたら良いかなど、子ども自身が考える場や時間を大切にしていく。
・ブログ発信や地域の方々との交流などを通し、幼稚園の活動を知ってもらうことができた。来年度も、ブログ発信や地域の人と関わる機会を計画していく。