所在地 | 〒950-0005 新潟県新潟市東区太平2-18 |
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電話番号 | 025-273-0069 |
ホームページ | http://www.shitayama-e.city-niigata.ed.jp/ |
加盟年 | 2010 |
2024年度活動報告
国際理解, 福祉, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
当校は、「地域と協働する学習」を活動テーマとして、ESDを生活科と総合的な学習の時間の中核と捉え、ESDの実践を通して様々な交流を大切にしながら地域と協働する活動を行い、自己有用感を高め、社会に貢献できる児童の育成を目標とした。
主な活動として、以下の学習を行った。
新潟が誇る特産物である“やわ肌ねぎ”の植え付けや収穫を行った。地域の特産物として、地元の生産者と一緒にやわ肌ねぎの植え付けや収穫を行ったり、話を聞いたりする活動を通して、収穫の様子や集荷の実態、生産者の思いや願いを理解し、児童がやわ肌ねぎを地元の特産物として大切にしなければならないと自覚する学習になった。
中国4都市の留学生を講師として招き、各国の文化・歴史・暮らし・子ども達の様子(学校生活)等のお話を聞いた。日本と異なる点を意識しながら話を聞き、その後、新潟空港に発着する4群の新聞を書き、新潟空港に置いてもらい、お客様が自由に読めるようにした。児童が世界に目を向けるきっかけとなった。また、世界には多様な文化があり、それらを尊重することの大切さに気付くことができた。
「下山を住みよい町にするには」をテーマに学習を進めた。アイマスク体験や車椅子体験、社会福祉協議会の方からの講話、身近にあるバリアフリーやユニバーサルデザインについての調べ学習、環境と人間のふれあい館での校外学習、水俣病の語り部との交流などの体験を通して、自分たちの地域に住む高齢者・小さい子ども・障がいをもつ人・水俣病の方などさまざまな立場の人の生活や思い・願いを知り、誰にでも思いやりの気持ちをもつことの大切さを学んだ。また、みんなが安心して幸せに暮らすためには、福祉や人権や差別について正しい知識をもち、一人一人が自分にできる取組について考えていくことが大切であると気付くことができた。
「わたしたちにできること」をテーマに、国語と関連させて学習を進めた。町内ごとにグループを分け、SDGsの視点をもとに、自分たちが地域のためにできることには何があるかを考えた。地域に出て行き、現地で「この公園は、花が少なくさみしい」「排水溝にごみが多く捨てられている」「この交差点は注意が必要だ」「ここは見通しが悪い場所だ」と子どもの視点で現状を知ったり気付きを得たりした。 町内ごとに、現状に対する児童が考えたアクションについて、思考の流れが可視化できるように模造紙にまとめさせ、多くの方に発信できるようにした。コロナ禍により、地域の方を招くなど、直接的な関わりはできなかったものの、学習参観で友達や保護者に発表する機会を設け、アウトプットをした。作成物や児童の提案・アクションは、町内会長へ地域教育コーディネーターを通して伝えた。地域の一員として、どのようなことができるかを考える貴重な学習となった。 |
来年度の活動計画
令和7年度は、次のような学習を計画している。
1学年 いきているって せかいのこともだち(道徳)
2学年 どきどきわくわく町たんけん(生活)
3学年 大好き下山 わたしたちのまち(地域・総合)
下山の「やわ肌ねぎ」調査隊!(地域・総合)
4学年 世界の国からこんにちは(国際理解・総合・外国語)
5学年 下山を住みよい町にするには(福祉・人権・総合)
環境と私たちの生活(環境・人権・総合・社会)
6学年 私たちにできること(地域と協働する学習・総合)