所在地 | 〒837-0927 福岡県大牟田市中白川町1-183 |
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電話番号 | 0944-53-6018 |
ホームページ | http://www.e-net21.city.omuta.fukuoka.jp/shirakawa-es/ |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
減災・防災, エネルギー, 環境, 人権, 福祉
本校は、学校教育活動全体を通じて、ESDを持続可能な社会づくりの担い手を育む教育と捉え「すみよい町づくり」をテーマに掲げている。「自分たちの行動が未来につながっていることを認識する子ども」「人々や世界とのつながり、自然環境との関係を尊重する事も」「主体的に課題や問題をとらえ、解決していこうとする子ども」を育成することを目標に、各教育活動に取り組んでいる。
ESDの推進方針は、地域の特色からSDGs③「全ての人に健康と福祉を」、SDGs⑪「住み続けられるまちづくりを」SDGs⑮「陸の豊かさを守ろう」を重点に、体験を重視して地域とのつながりやかかわりを意識した取組を進めている。
① 6年生「ジュニア民生委員・児童委員活動」(総合的な学習の時間)(SDGs⑪・SDGs⑰)
・6年生がジュニア民生委員・児童委員として校区のお年寄りや初めて学校生活を送る1年生等のために、自分たちにもできることを考え、活動に取り組んでいる。
具体的には、校内では1年生の生活や学習の手伝いをしたり、縦割りグループのリーダーとして下級生全体の世話をしたり、校外では民生委員さん達と一緒にまちづくりのための募金活動や防災マップ配布などに取り組み、誰もが安心して住み続けられる学校づくりやまちづくりをめざしている。
②4年生「ゴミ減量大作戦」(社会科・総合的な学習の時間)(SDGs⑪・SDGs⑫)
・社会科の学習で環境問題に気付き、ゴミ減量についての課題をつかみ、社会科見学に行ったことで、さらに課題解決への関心が高まり、意欲的に活動に取り組んでいる。
具体的には、自分から進んで資料を集め、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の呼び掛けのためのポスターや動画を作成したり、実際に不要なもの(紙・ペットボトル)を回収し、みんなのために役立つものにリサイクルする活動に取り組んでいる。
③3年生「伝え合う心」(総合的な学習の時間)(SDGs③・SDGs⑩・SDGs⑪)
・3年生では、障がいのある方のくらしに関心を持ち、自分なりの課題を見出し、目や耳の不自由な人の気持ちを理解する学習に取り組んでいる。
具体的には、アイマスクや車椅子を使って障害のある方の生活を体験したり、目や耳の不自由な人の生活や思っている事についてお話を伺ったり、点字や手話、設備等、障がいのある方の生活を助ける工夫や社会の仕組みについて学習したりしている。これらの学習を通して、障害のある方とどのように関わっていけば良いのか、自分たちにできることは何かを考え、持続可能な社会の一員としての資質や能力を高めている。
来年度の活動計画
令和7年度は、本年度の成果と課題をもとに、子ども達に各活動の意義をより深く実感させ、さらに子ども達が主体となる活動に取り組むことができるようにしたい。
そのために、
・「ジュニア民生委員・児童委員活動」では、募金活動に関する活動やそれ以外の活動で、まちづくりのためにできることを考えたり、校内の課題について子ども達自身で考え、課題解決するような学習過程を仕組んだりする。
・「ゴミ減量大作戦」では、自分たちにできることの発信に力を入れ、校内に留まっている活動を校区に発信できるような取組に発展させていく。
このような子ども達の主体性を大切にした活動を展開していくために、各活動のPDCAサイクルを明確にし、課題との出会わせ方や課題意識を持続させる活動の展開にしていく。身近な「ひと・もの・こと」を最大限に生かした活動にしていく。