所在地 | 〒506-0035 高山市新宮町2635-2 |
---|---|
電話番号 | 0577-32-1884 |
ホームページ | https://www.city.takayama.lg.jp/kurashi/1000020/1000114/1000761/1009712/index.html |
加盟年 | 2017 |
2024年度活動報告
生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費
本校は『輝く子 ~進んで学ぶ子 共に歩む子 自ら鍛える子~』を教育目標とし、ESDを「郷土の未来につなげる子の育成のための教育」と捉えている。ESDの実践を通して「地球に生きる人・もの・ことから深く学ぶことを通して、ふるさとを愛する心と、ふるさとの未来を支える『地域社会人』として生きる力を育むこと」を目標としている。
具体的には、①体験して深く知ること、②人の生き方に触れること、③地域に貢献すること、④まちづくりに参画すること、を柱として学年ごとにテーマを設定し活動してきた。
①体験して深く知る学習
・1年生は校区の公園で昆虫を捕まえる体験を通して、郷土の自然の豊かさや美しさを実感した。
・2年生は校区の農家を訪れ、作物の栽培に地形や気候が生かされていることを学んだ。
・3年生は大豆を育てることを通して、作物を実際に育てる体験をした。今後、豆腐に加工する体験も計画している。
・5年生は乗鞍青少年交流の家での宿泊研修において、五色ヶ原のトレッキングを行い、環境問題や生物の多様性について学んだ。
・6年生は校区の神社や文化財について、地域の方から話を聞き歴史について学んだ。
②人の生き方に触れる学習
・5年生は校区にある田んぼを借り、地域の方の指導を受けながら稲作体験をおこなった。春には田植え、夏には生育状況の観察と除草作業、秋には稲刈り作業を体験した。本校の校区は緑豊かな田園風景が広がっているが、子どもたちのほとんどは米作りの経験がない。今回の学習を通して自然の崇高さや働くことの大切さを実感することができた。
③地域に貢献する学習
・4年生は敬老会や長寿会の方々に向けて、まちづくり協議会が作成するカレンダーの挿絵とメッセージを担当した。また,市の社会福祉協議会の協力を得て能登半島地震・豪雨被害への募金活動を行なった。全校に募金を呼び掛けたり高山市支会会長へ募金を進呈する会を催したりして,地域に貢献する気概を醸成した。
・3年生は新宮地区まちづくり協議会が主催した、公園の花時計や校区の花壇の整備に参画した。校区にある花壇への花の苗植えをしたり、地域の方から手ほどきを受けながら花時計を彩る花の苗を丁寧に植えたりした。普段生活している地域の環境整備の一端を担うことで、地域の一員として生活していく意識を高めることができた。
・6年生は学校運営協議会の方々に向けて、郷土についての学習成果を発表するとともに、ふるさと新宮をより良くするためのアイデアを提案することを計画している。
来年度の活動計画
◎めざす児童の姿
①郷土の自然・歴史・産業・文化・人々の暮らしについて,体験を通して学び,積極的に関わることができる姿
②郷土の自然・歴史・産業・文化・人々の暮らしについて,自分の生活とつなげて考えることができる姿
③郷土をより良くするために,自分ができることを実践しようとする態度が身についた姿
※学年ごとに重点項目を設定し,総合的な学習の時間を中心に「ふるさと新宮」について探究的に学ぶことを通して,郷土を愛する心や態度を育てたい。