- がっこうほうじんせいわがくえん・せいわじょしちゅうこうがっこう
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学校法人清和学園・清和女子中高学校
- Seiwa Girls Junior and Senior High School
- 種別中等教育学校または中高一貫校等 地区中国・四国地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒783-0007 南国市明見98 |
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電話番号 | 088-863-1200 |
ホームページ | http://seiwa-girl.ed.jp/ |
加盟年 | 2015 |
2024年度活動報告
生物多様性, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費
本校は「心清く」「平和をつくりだす」人の育成を学校理念の1つとしており、学校生活やボランティア活動は豊かな心を育む時間と考え大切にしています。
今年度は、授業や学園祭、ボランティア活動内でできることを計画し実施しました。新型コロナウイルス感染症も5類になり、以前のように少しずつ実施できるようになった。
授業内での活動として、中学生では「オーガニクス」、高校生では2年生の選択科目「教養」、3年生の選択科目「実践教養」の中で生物多様性・環境・持続可能な生産と消費について取り組みました。
【内容】中学生「オーガニクス」
この授業では、 在来種の麦や野菜を、学校所有の畑を利用して無農薬で栽培し、それを調理するまでの過程を学びとしています。
5月 麦の収穫、サツマイモの定植
6月 脱穀 収量測定
9月 小麦の製粉
10月 クレープづくり
11月 小麦の播種 芋ほり
1月 小麦・大麦の観察 麦踏み 焼き芋
2月 まとめ
【内容】高校2年生 選択科目「教養」
この授業では、現代にいきる女性としての知識を養い「考える力」と「生きる力」を身につけることを目的で下記の項目を計画・実施した。
⑴ 自ら作物を作ることによって、環境や生物多様性を意識し、自然との共生を考える
⑵ 日本の食文化の一つである「味噌」作りを通して、日本の女性としての食の知識を得る ⑶ 自ら、目標を立て、それに向かって計画・行動・実現する力を養う ⑷ SDGsから「食」に関連する事柄を中心に、「持続可能な社会」とは何かを考える ⑸ 自分の過ごしている場所を理解し大切にする心を育む |
4月 塩作り開始・オーガニクス麦収穫・ハーブの講義
5月 塩作り・ハーブ定植・SDGsについての講義
6月 麦の脱穀・塩作り・大豆種まき・ハーブ観察・SDGsについての講義
7月 塩完成・ハーブ収穫
9月 麦の製粉・学園報発送作業・冬野菜作り
10月 SDGsについての講義・大豆収穫
11月 麦の播種・味噌作り・クリスマスカード
1月 冬野菜収穫・SDGsについての講義・学校周辺整理
2月 味噌観察・まとめ
【内容】高校3年生 選択科目「実践教養」
⑴ 自ら作物を作ることによって、環境や生物多様性を意識し、自然との共生を考える
⑵ 自分たちが着ている衣服の素材の現在の状況を知る ⑶ 自ら、目標を立て、それに向かって計画・行動・実現する力を養う ⑷ SDGsから「衣」に関連する事柄を中心に、「持続可能な社会」とは何かを考える ⑸ 自分の過ごしている場所を理解し大切にする心を育む
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現代に生きる女性としての知識を養い「考える力」と「生きる力」を身につけることを目的で下記の項目を計画・実施した。
4月 オリエンテーション 藍・綿の種まき
5月 綿の生産や再生素材の状況講義・畑の観察
6月 SDGs講義・畑の観察・綿を製糸作業
9月 藍・綿収穫・藍染の講義
10月 藍染め
11月 綿糸の制作物・クリスマスカード
【内容】学園祭
この学園祭では、中学生から高校生各クラスで「持続可能な社会~Let’s try 清和からpeace」をテーマに、各学年、クラスが調べ考え発表しました。
学年・クラス | テーマ |
中1 | 争いがない |
中2 | 長﨑 |
中3 | 良好な人間関係 |
高1A | 笑顔 |
高1B | 良好な人間関係 |
高2A | 思いやり |
高2B | 自然の豊かさ |
高3A | 笑顔 |
高3B | 権利が守られる |
興味を持って調べたこと、初めは興味があまりなかったけれど、取り組むうちにいろいろ知りたくなったこと、もっともっと知識と知恵を身につけて何かに活用したいと思ったこと、そうして生徒1人ひとりが考えたことの先に、私たちの生きる世界が「ともに生きる世界」になるヒントが隠されているように思います。
また学園祭での収益は、近隣の児童養護施設、ワールドビジョンジャパン、アムネスティーに寄付させていただきました。
授業外での活動として、ボランティア活動に取り組みまし。
・南国ボランティアデー(清掃活動)
・ごめん軽トラ市ボランティア(着ぐるみ茶着用・子供たちと交流)
・南国子供祭り
・日本赤十字社海外助け合い募金(街頭募金活動)
来年度の活動計画
来年度も生徒の自主的な活動を重視し、社会の中にある様々な課題に目を向け、身近な問題から世界的な問題まで「隣人を愛する」という目標の下、具体的な活動を展開していきたい。生徒数は少ないが、ボランティアに関心のある生徒は多く、新たな取り組みも模索していきたい。