2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 国際理解, 福祉, 健康, 貧困
当園は、「みんなちがってみんないい」を教育理念のテーマとして、ESDを小さな幼稚園の子どもでも出来ることを少しずつ取り組んでいこうと、ESDの実践を通して豊かな感性と、たくましさ、人としての根の部分を太くたくましく形成していくことを目標として活動に取り組んでいます。
具体的には、環境教育、国際理解、地域交流を柱に、①収集・美化・栽培・廃品の再利用・飼育・木育に係わる活動、②英語遊び・日本文化理解に係わる教育、③介護老人保健施設との交流、地域住民事業所との交流活動・挨拶運動を行った。
① 環境教育に係わる活動
(1)リングプル・エコキャップ
保護者の方々や近隣の事業所も協力して下さり、集まった物を近隣の高校や団体に寄付をしてバトンタッチ。地域の交流にもなり、小さな子どもとって一番取り組みやすい活動として定着しています。卒園生なども集めて持ってきてくれます。
(2)古切手収集
日本や海外の切手コレクターに買ってもらいます。キロ単位で1kgが1000円位になり、そのお金を発展途上国に寄付します。
(3)書き損じハガキ
切手付・未投函葉書で書き間違えたり、余ったりして使われていないものを集めます。それをお金に替えて切手同様、発展途上国に寄付します。
(4)古い眼鏡収集
何人もの途上国の人たちや子どもたちが、眼鏡が無いことで、仕事・勉強・生活などに支障をきたし困っています。みんなが使わなくなった眼鏡で誰かが明るい毎日を送ることが出来ることを願い、家庭の協力を得て収集活動に取り組んでいます。
② 国際理解に係わる活動
外国人講師による、英語遊びの取り組み。英語という言語を楽しむことができ、その他にも世界各国の挨拶の言葉を各月のテーマとして決め、その国の言葉や料理・文化遺産などを調べ多くの国の現状に目を向けることができた。
③ 地域交流に係わる活動
地域交流として近隣の老人施設に交互に訪問を行い、子どもたちが発表会で練習した歌や遊戯を施設で披露、また幼稚園に訪問していただき、入居者さんから日本の伝統遊び(お手玉・コマ・あやとり等)で一緒に遊び、日本文化に触れる遊びを体験。他にも、七夕やクリスマス・雛祭りなど、地域事業所へ飾り付けを行い、触れ合い活動を深めています。
来年度の活動計画
・リングプル、エコキャップ収集の継続
・地域の老人施設訪問
・他団体との共同収集(古切手、書き損じ葉書・古眼鏡収集)
・ユネスコフォーラム出席
・歳末助け合い共同募金活動
・歳末助け合い演芸大会出演(チャリティー募金)
・緑のカーテン作りや緑増やす活動を微力ながら挑戦
ユネスコ活動を通して、人間としての基礎の部分を大切にし、本気で遊んで自ら進んで積極的にチャレンジしていくこと、『生きる力』を身に着け人としての『根の部分』をたくましく形作っていける活動を計画しています。