2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 食育

本校は、「つながり・かかわり」を活動テーマとして、「環境」「命と人権」「伝統文化」「地域」を柱に、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通してESD教育の推進を行った。
〇「地球市民及び平和と非暴力の文化」の視点
【命と人権】
<第1~3学年生>
特別支援教室の担任が、第1~3学年に向けて出前授業を行い発達障害についての理解を深める。
<第2学年>
「町たんけん」
「ディサービスなないろ」(地域密着型通所介護施設)に訪問し、高齢者とすすんでふれあい交流し、地域の 人々に親しみや愛着をもつことができる。
<第6学年>
「赤ちゃんのチカラプロジェクト」
命の誕生について知り、赤ちゃんとの触れ合い疑似体験を行い、命の大切さを学ぶ。
「LGBTQ」
「きよせLGBTQコミュニティいろは」の授業により、多様な性があることを理解し、学習したことを周りにも伝えていくことにより、社会が前進していくことを学ぶ。
<第4学年>
「認知症サポーター養成講座」
認知症についての理解を深め認知症の方にどのように関わるとよいか考える。
「車椅子体験」
地域の特別養護老人ホームと連携し、車椅子体験をすることで、車椅子や障害者に対する理解が深まる。
〇「持続可能な開発及び持続可能なライフスタイル」の視点
【環境】
<第1学年>
「きせつとあそぼう」
学校に隣接する「清明林」で四季ごとに観察し地域の生き物や自然の変化に気付く。
<第2学年>
「町たんけん」
地域巡りを行い、地域の人々や場所に親しみをもつ。また、公共施設を利用し、施設を大切に正しく利用できるようにする。
<第4学年>
「柳瀬川の自然を調べよう」
NPO法人「きよせラボ」とグローブライド株式会社協力の下、柳瀬川の植物や生き物の自然観察を実施し、柳瀬川が以前と比べど
れほどきれいになったかについて先人の努力や知恵について学ぶ。
<第5学年>
「柳瀬川を守ろう」
NPO法人「きよせラボ」とグローブライド株式会社協力の下、地域支援本部と連携し、生き物の成長や環境の変化など4年時と比較しながら体験活動を実施し、環境保護活動を行う。

【環境】【地域】
<第3学年>
「大好き!清瀬」
「下宿ビオトープ公園」で「ビオトープを育む会」の方と連携し観察学習を行う。四季の様子を観察し、生物の多
様性、生命の連続性などを学ぶ。地域の変遷、保全活動の大切さについても学ぶ。
地域の農家を見学し、地域の農作物について知り、地域で働く方の工夫や努力を学ぶ。
<第6学年>
「清瀬のよさをPRしよう」
「清瀬市」の学習では、市役所の方や地域の方と連携し、清瀬市の特色や良さについて学ぶ。
〇「異文化学習及び文化の多様性と文化遺産の尊重」の視点
【伝統文化】
<第4学年>
「地域に伝わる下宿囃子と伝統文化について調べよう」
地域の伝統芸能である「下宿囃子」について調べ、体験することにより、自らが伝統を受け継ぐ者としての意識高める。
<第2・3・6年生>
「ふせぎの縄綯い体験」
清瀬に古くから伝わる無形民俗の文化財伝統行事である下宿「ふせぎ」について知り、体験活動を行う。ふせぎの歴史について学び、縄を綯う体験を行う。

来年度の活動計画

「環境」「命と人権」「伝統文化」「地域」を4つの柱としてESD教育を展開する。ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野「1地球市民及び平和と非暴力の文化」「2持続可能な開発及び持続可能なライフスタイル」「3異文化学習及び文化の多様性と文化遺産の尊重」を通して,学校だけでなく地域や企業と連携し、体的な活動や探究的な活動を充実させていく。
1 地球市民及び平和と非暴力の文化
【命と人権】
〈第4学年〉「誰もがくらしやすい生活を調べよう」
〈第6学年〉「赤ちゃんのチカラプロジェクト」
「ハンセン病の歴史」
2 持続可能な開発及び持続可能なライフスタイル
【環境・地域】
〈第1学年〉「きせつとあそぼう」
「がっこうたんけん」
「ふせぎ」
〈第2学年〉「生き物博士になろう」
「町たんけん」
「ふせぎ」
〈第3学年〉「下宿ビオトープ公園観察」
「大好き!清瀬」
〈第4学年〉「柳瀬川の自然を調べよう」
〈第5学年〉「柳瀬川の自然を守ろう」
〈第6学年〉「清瀬市のよさをPRしよう」
3 異文化学習及び文化の多様性と文化遺産の尊重
【伝統文化・地域】
〈第2・3学年〉「ふせぎ」
〈第4学年〉「地域に伝わる下宿囃子と伝統文化について調べよう」