所在地 | 〒061-1268 北海道北広島市輪厚中央1-12-1 |
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電話番号 | 011-376-2252 |
ホームページ | https://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/seibut/ |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育
本校は、13年目になるユネスコスクールの「環境、人権・平和、福祉、国際理解、防災・減災、SDGs・ESD等」の取組と設置されて12年目となるコミュニティ・スクールとして「地域とともにある学校」づくりの取組を特色ある教育活動として並行して行っている。特に、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、生徒一人一人が持続可能な社会の担い手として、生徒が住む地域(ふるさと)のよさを知り、大切にしていく意識が高まるように、学校・家庭・地域が連携した取組が実践されている。今年度は、「第57回 北海道ユネスコ大会in北広島」に地区ユネスコ協会活動事例発表に参加し、本校の活動を紹介した。
1.地域市民および平和と非暴力の文化
①中学校区の小学校6年生と本校3年生を対象として、地域住民との連携協力による防災訓練(行事名はCS防災訓練)を行った。身近な物品(木材と洋服等)を利用して即席担架を作り、傷病者を搬送する体験活動を、地域の消防団員やCS委員の協力を得ながら行った。また、小学校5年生と本校2年生で災害図上訓練、小学校4年生と本校1年生で地域安全マップづくりを行った。本校3年生は修学旅行で東日本大震災の遺構を見学したり、語り部から震災の被害や復興への思いを聞いたりする取組も行っている。防災・減災の意識を小・中学校で高めている。②星槎道都大学の留学生を十数名招き、本校1年生と国際交流を行った。各国の文化を学びながら、世界の平和や文化の違いについて学びを深めた。
2.持続可能な開発および持続可能なライフスタイル
①35年以上前から行われているかぼちゃ栽培は、全学年対象の農園活動。かぼちゃの種を植え、芽立ての後、発芽ポットで育て、農園へ移植する一連の流れの中、地域の方々の協力をいただきながら育て、収穫し、その後、給食センターへ寄贈し、調理されたものが、今年度は市内の全中学校に提供された。②ユネスコ世界寺子屋運動「書き損じハガキ回収」の取組や、北海道ユネスコ協会「リサイクルカレンダー市」の取組では、生徒会を中心としたボランティア生徒が、冬季休業中にJR北広島駅の構内広場で北広島ユネスコ協会の方々のお手伝いを行った。今年度は、本校においても「ミニカレンダー市」を開催し、地域・保護者へ販売し、益金を全て北広島ユネスコ協会に寄贈している。
3.異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重
①ふるさと学習・人権学習の一環として帯広カムイトウウポポ保存会・札幌ウポポ保存会の方を講師として招き、アイヌ文化講演会を行った。アイヌ文化や考え方、ムックリの演奏を聴き、差別のない社会作りを考えることができた。②3年生は修学旅行で世界遺産の平泉を訪れ文化遺産の尊重の意義を再確認した。
来年度の活動計画
・かぼちゃ農園活動 全学年対象 5月~10月
芽立て集会(5月) 農園土起こし・整地(5月)地域の方のご協力
移植集会(6月)
収穫集会(9月)
・CS防災訓練 中学3年生対象 7月
・CS地域安全マップづくり 中学1年生対象 10月
・CS災害図上訓練 中学2年生対象 1月
・書き損じハガキ回収 生徒会活動 1月
・カレンダーリサイクル市 生徒会活動 1月
・各種講演会(アイヌ関係等) 中学2年生対象 5月
・東日本大震災被災地訪問 中学3年生対象 4月