• なごやしりつささしましょうがっこう
  • 名古屋市立笹島小学校

  • Nagoya Municipal Sasashima Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解

所在地 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目19番1号
電話番号 052-565-1155
ホームページ https://www.nagoya-c.ed.jp/school/sasashima-j/
加盟年 2010

2024年度活動報告

活動分野

世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解

「学ぶ力を身に付け、国際社会に生きる児童生徒の育成」を教育目標とする本校は、名古屋の中心地たる名古屋駅・国際センター駅のほど近くに位置し、名古屋市の帰国児童の受け入れ校であり、国際色豊かな地域・学校である。その一方で、「山車、お囃子、からくり人形」、昔から名古屋の食を支える柳橋市場など、地域の歴史、伝統文化を大切にする地域である。さらに、本校は名古屋市初の小中一貫校として児童生徒の義務教育9年間を見据えた教育を行う重責を担っている。

本校では、ESDを地域の伝統文化・郷土文化の理解と伝承と捉え、ESDの実践を通して地域への愛着を高め、よりよい郷土の創造に向けて自己の生き方を考え続ける姿勢と他者の尊厳を認める人間性を育み、国際社会に生きる児童生徒の育成を目標としている。具体的には、郷土学習に関わる活動と国際理解教育に関わる活動の2点を柱で行っている。

〇 郷土学習に関わる活動

学区にはお囃子とともに山車が練り歩く200年以上引き継がれている伝統的なお祭りがある。祭りには、学区にある二福神車、唐子車、紅葉狩車といった3輌の山車が出る。その内2輌が校内に保存されており、学区の伝統文化に触れる機会に恵まれている。また、山車にはそれぞれからくり人形が備え付けられており、お囃子の音楽に合わせて披露される。その伝統文化に触れるために、事前に調べ学習をした上で、祭りを継承している方々を本校に招き、山車についての学習を総合的な学習の時間に行っている。

〇 国際理解教育に関わる活動

海外帰国児童の受け入れ校という特性を活かし、帰国児童から、在留国の様子や慣習を聞く。また、第1・2学年では、英語ふれあい活動を実施し、英語に慣れ親しみ、外国の文化に触れている。第6学年では、リトルワールドを訪れ、外国の生活、文化、風習などについて学習している。これらの活動を通して、外国の文化や自国の文化のよさを認め、理解を深めることができるような取組を行っている。

来年度の活動計画

地域の方々を招いての授業や講演、体験活動は児童に大変好評であり、ESDの推進においても効果的であると考えるため、今後も積極的に取り入れていく。児童が伝統文化に触れたり、国際交流したりする活動を通して、多様化する国際社会の中で、友達や周りの人の考えを尊重し、自らの力で課題や変化に対応する力を身に付けることができる児童の育成を目指して活動していく。

来年度も引き続き、地域の伝統文化に触れる「郷土学習に関わる活動」児童の多文化共生の国際感覚を養う「国際理解教育に関わる活動」の2本柱で実践を行っていく。

過去の活動報告