所在地 | 〒722-0052 広島県尾道市山波町1630 |
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電話番号 | 0848-37-3160 |
ホームページ | http://www.onomichi.ed.jp/samba-e/ |
加盟年 | 2013 |
2024年度活動報告
環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等
本校は、風光明媚で温暖な気候に恵まれ、海あり山ありの豊かな自然に恵まれており、校区内ではイチジクや桃・みかんなどの農業も盛んである。また、山波神楽、もちつき神事、山波とんど等の伝統文化が大切に息づいている地域である。学校教育目標を「自ら学び 心豊かに たくましく生きる 山波っ子の育成」とし、「体験的活動の推進」や「伝統文化に関する学習」に取り組んでいる。
子ども達が地域への愛着と誇りを持ち、持続可能な社会を構築するために、自ら考え、行動できる児童の育成をめざしている。それに向けて、講師を招いてESD研修を行っている。
【地域・地元農業・伝統文化等】
ア 3年生
山波町の人口が減っていることに問題意識をもち、山波の良いところを広く伝えようとした。具体的には、県内有数の産地であるイチジクの栽培や桃作りの作業や思い等についてインタビューを通して学んだり、収穫体験をしたりした。そのことをもとに、自分達で山波町をアピールする歌を作り、音楽発表会で多くの方に聞いていただいた。また、チラシを作って配付したり動画を作ったりして、たくさんの人に知らせることができた。
イ 4年生
「山波の伝統文化にふれあおう」と題して、山波の自慢である「山波神楽」
「餅つき神事」「山波とんど」について、調べたり聞き取りをしたりして学んでいる。本年度は、神楽を実際に体験したいという子ども達の思いから、神楽で使う楽器の演奏や衣装を着たりする体験活動を通して、学習を深めた。本校子ども会活動にも「餅つき神事」「山波とんど」の祭りを位置づけ、活動を継続している。「餅つき神事」は6年生、「山波とんど」は、5、6年生が参加をしている。
地元の方々は、こうして祭りに参加することを通して、次の担い手として成長して欲しいと期待されている。
ウ 5年生
「宝を育む山波の洲」と題して、県内有数のアサリの産地であった「山波の洲」について調べることを通して、環境問題を考えている。年々、アサリが減少する中で、地元企業が調査し改善を図る事業を行っている。本年度は、アサリやその生息環境に必要となるアマモの育成等を学びながら、環境問題を学習している。
エ 6年生
「10年後の世界を想像しよう」と題して,働くことへの興味や不安をもとに気になる職業について調べたり,地域の多種多様なゲストティーチャーから社会で働く上での大切なことを学ばせていただいたりした。そこから現在の自分の姿を鑑みて,10年後,そしてその先へと目指す姿のイメージを明確にもち,より良い生活を送ろうとする,キャリア教育の側面も併せた学習を展開している。
来年度の活動計画
[教職員研修]
講師を招いて、校内でESD研修を行う。
[児童の学習活動]
ア 3年生
県内有数の産地であるイチジクや桃の栽培について、つくり手の思いや作業等について学習する。
イ 4年生
山波の伝統文化である「山波神楽」「餅つき神事」「山波とんど」について、地域の思いや願いについて学習する。
ウ 5年生
山波は、県内有数のアサリの産地であったことから、アサリやその生息環境に必要となるアマモの育成等を学びながら、環境問題を学習する。
エ 6年生
職業について調べたり、地域のゲストティーチャーから社会で働く上での大切なことを学ぶ。将来の自分の目指す姿のイメージを明確にもち、より良い生活を送ろうとする、キャリア教育の側面も併せた学習を展開している。