所在地 | 〒560-0055 大阪府豊中市柴原町3-11-1 |
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電話番号 | 06-6841-0025 |
ホームページ | http://www.toyonaka-osa.ed.jp/cms/sakuraid/ |
加盟年 | 2011 |
2024年度活動報告
国際理解
本校は、「いろいろな国の言葉・文化・学校の様子・日本との関係などを知り、広い視野と主体的な行動力を養う。」を活動テーマとして、ESDの実践を進めてきた。
具体的には、国際理解教育を柱に①多文化共生に係わる活動②国際理解に係わる学習を行った。
① 多文化共生に係わる活動
本校には、外国にルーツのある児童が複数在籍しており、子どもたちは日々の教育活動の中で異なる文化や言語を持つ子どもたちとともに生活する経験を積み重ねている。その中で、外国にルーツのある友だちとコミュニケーションをとるためにジェスチャーを使ったり、あいさつの言葉を覚えたりする姿が見られる。
今年度は人権学習のテーマを多文化共生教育とし、各学年で取り組みを行った。
1年生は、「せかいをしろう」と題し、様々な国や地域の文化や遊び、あいさつなどに触れる活動を行った。子どもたちは様々なちがいを感じながら、楽しく学習する姿が見られた。
2年生は、「『こんにちは』でつながろう」と題し、いろいろなあいさつの仕方や言い方を知り、ちがいに親しむ活動を行った。外国にルーツのある友だちのあいさつの言い方を知り、もっと知りたい、もっといろいろな人とつながりたいという気持ちを持つ児童が多く見られた。
3年生は、「言葉がわからない」体験ゲームをすることを通してすべての人にとって暮らしやすい社会にしていくために何ができるかを考えた。言葉が通じなくてもジェスチャーで伝え合ったりする姿が見られた。
4年生は、絵本「ふたりのサンドウィッチ」を読み、それぞれの文化を尊重し合うということについて考える活動を行った。児童は「知っていきたい」「友だちになりたい」「見た目で判断しないようにしたい」などの感想を持つことができた。
5年生は、食を通していろいろな国の持ち味を知り、偏見をなくしていくことについての学習を行った。いろいろなちがいに驚きながらもそれぞれのよさについても気づく様子があった。
6年生は、無意識に発した言葉の中に差別意識を含むマイクロアグレッションについて学習し、誰もが大切にされる社会になるようにできることを考えた。児童はこれまでの自分の言葉を振り返り、ちがう立場の人を傷つけたことがあったのではということに気づいたり、相手のことを考えて言葉を選ぼうという感想を持っていた。
➁国際理解教育に係わる学習
主に総合的な学習の時間、外国語活動の中で、国際理解教育に取り組んでいる。
「さくらいだに万博」として、いろいろな国の遊びや、絵本、衣装などを展示し、子どもたちに体験させる機会を設けた。子どもたちはいろいろな国の衣装や遊びを体験し、いろいろな文化に楽しく触れる姿が見られた。
また、今年度は中国、モンゴル、インドネシアの学校から小中学生や教職員の方々が来られ、子どもたちと交流の機会をもつことができた。
来年度の活動計画
来年度も今年度同様、「いろいろな国の言葉・文化・学校の様子・日本との関係などを知り、広い視野と主体的な行動力を養う。」をテーマとして、国際理解教育を中心に取り組んでいく。
① 多文化共生に係わる活動
いろいろな国の言語や文化に触れ、交流することを通し、新たな価値観に出会い、多様な考え、文化を受け容れる態度の育成を目指す。また、社会の課題に対して解決策を考えようとする態度の育成を目指す。
② 国際理解に係わる学習
引き続き、外国の学校との交流や外国語活動などを通し、様々な文化を背景に持つ人々と交流したり、助け合ったりすることのできる力を育むことを目指す。