所在地 | 〒441-1103 豊橋市石巻萩平町城脇164-2 |
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電話番号 | 0532-88-0271 |
ホームページ | http://www.toyohashi-c.ed.jp/saigou-e/ |
加盟年 | 2014 |
2024年度活動報告
国際理解, 平和, 持続可能な生産と消費, 食育
本校は、「ふるさと西郷に自信と誇りをもつ」を活動テーマとして、ESDを「人」「もの」「こと」との「かかわり」「つながり」を尊重する子どもを育むことととらえている。ESDの実践を通して、「人」「もの」「こと」と自分とのつながりを感じ、すすんでかかわることをねらいとした。本校の実情に合わせた学習として、①持続可能な生産と消費にかかわる学習、②国際理解・平和にかかわる学習を実践した。
①持続可能な生産と消費にかかわる学習(次郎柿栽培)
校区には、広大な柿畑があり、百年以上前から次郎柿が栽培されている。毎年、学校で柿の摘果や収穫作業体験を行い、郷土の宝ともいえる次郎柿への愛着を深めている。3年生は総合的な学習の時間において、校区の柿農家の方から柿栽培について教えていただいた。実際の栽培を通して、柿作りの大変さや収穫の喜びを実感した。「西郷の柿の良さを広めたい」という願いをもった子どもたちは、学習発表会の折に販売体験を行った。買っていただいたお客さんとの交流を通して柿の魅力を再認識し、次郎柿は地域の自慢であり誇りであるとの思いを強めた。
②国際理解・平和にかかわる学習(「青い目の人形コネタ」の学習)
本校には、1927年に日米友好としてアメリカ合衆国から贈られた青い目の人形「コネタ」が現存する。「コネタ」はその愛らしさから子どもたちに人気である。コネタにかかわる活動として、毎年5年生が主体となって全校集会「コネタ集会」を行っている。この集会に臨むにあたり、5年生は「コネタ」について由来や歴史的背景を調べて「コネタ物語」としてまとめた。集会では調べたことを発表し、ずっと守り続けられたコネタの尊さを理解するとともに、コネタを平和のシンボルとして、平和と友情の大切さを考えてきた。
また、本年度は、市内の他の人形保有校との交流を実現し、お互いの人形について紹介し合ったり、活動内容を報告したりする交流活動を実施した。
来年度の活動計画
【通年】 次郎柿栽培
3年生が総合的な学習の時間に柿栽培について調べ、全校で収穫作業を体験する。地域の柿農家や地元農協に協力していただき、生産から流通の仕組みを知る。地域で柿栽培をしている方の思いを知り、「ふるさと西郷」への愛着を高める。
【5月】吉祥山登山
4年生が地域の自然を学ぶ「西郷の自然を守り隊」の活動で登山を行う。地域の自然のすばらしさや自然とのかかわりを学び、これからも守っていこうとする意欲を高める。
【1月】コネタ集会
5年生が主体となるコネタ集会の開催に向けて、コネタの由来や歴史的背景について学ぶ。調べたことをコネタ集会で全校児童に向けて発表し、コネタを通して平和への理解・国際社会の一員としての自覚をもてるようにする。