• れいたくちゅうがく・こうとうがっこう
  • 麗澤中学・高等学校

  • Reitaku Junior and Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
電話番号 04-7173-3700
ホームページ https://www.hs.reitaku.jp/
加盟年 2012

2024年度活動報告

活動分野

国際理解, 平和, 持続可能な生産と消費, 健康, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

2024 年 4 月~2025 年 3 月の活動について

本校は、「知徳一体」(感謝の心・思いやりの心・自立の心を鍛える)「知恩・感

恩・報恩」(周囲の人、先人、自然に対する恩を知り、感じ、報いる)「国際的日

本人」(国際社会で活躍する日本人を育成する)の3つの理念のもと教育活動を展

開しています。

本校における ESD は、「三方よし」という考え方にまさに表されています。本

校の創立者が提言した人類の平和は「三方よし」の考え方を基にして、争いを避

け、平和的にものごとを解決することを提唱しています。慈悲・慈愛を持って世界

の三方よしを学び、いかにそれを現在に活かし、さらには今後の未来の世界のため

に地球市民として何ができるかを考え行動することです。

【2024 年 主な国際的な取り組み】

1.異文化間との対話 を目的として

(2024 年 10 月 24 日 )

10月24日(木)、台湾にある明道高級中學(中高一貫)の高校2年生、生徒32名、教員3名が来校し、本校の中学3年生と交流を行いました。明道高級中學の生徒が自身の学校生活について英語で紹介を行い、本校との違いなどを知ることができました。園内散策やスポーツ交流にて親睦を深めました。その後、食堂にて本校の給食を一緒に食べ、午後は日本文化体験や日本文化部の琴、和太鼓研究会、弓道部、剣道部、空手道部を中心に日本文化紹介を英語で行いました。

 

2. 異文化間との対話 を目的として

(2024年12月18日)

12月18日(水)、中学2年生は台湾の文華高校(Wen-Hua Senior High School)と交流会を行いました。当日は晴天に恵まれ、文華高校の皆さんを校舎の外でお迎えしました。プログラムの最初を飾ったのは、各校代表生徒による挨拶と学校紹介です。大勢の前で母国語ではない英語でプレゼンテーションをするのは普段以上に緊張もあったことと思いますが、どの生徒も堂々と素晴らしい発表をしてくれました。

文華高校の生徒は、英語に加えて日本語でもスピーチをしてくださり、会場は大きな拍手に包まれました。たとえ流暢に話せなくとも、現地の言葉を使おうとする姿勢は、その国に住む人たちにとってこんなにも嬉しいものなのかと実感した瞬間でした。体育館で長縄大会を行いました。文華高校の生徒は、はじめての大縄だったこともあり、なかなか上手く飛べませんでした。しかし、麗澤生が後ろから背中を押してタイミングを教えてあげたり、クラスで声を出して励ましあったりした結果、最終的には全員が飛べるようになり、絆を深めることができました。

異文化発表会では、弓道研究会、剣道部、空手道部、和太鼓研究会の順で発表しました。文華高校は、ダンス部によるパフォーマンスを披露してくれました。煌びやかな衣装に身を包み、バレエのしなやかな動きと伝統的な踊りを組み合わせた一糸乱れぬダンスに会場全体が魅了されました。

 

3.  持続可能な生産と消費を目的として

(2024年11月3日~4日)

麗澤中学・高等学校のSDGs研究会「EARTH」の代表生徒8名が、首都圏の中高3校の連携プログラム「GOALs」として「環境省 環境再生・資源循環局」と共催し、11月3日(日)~4日(月・祝)に『中高生による中高生のための「福島、その先の環境へツアー」』を開催しました。2021年度より首都圏の学校連携プログラムとして「GOALs」を開始し、2022年度は「福島から考える持続可能な未来」をテーマに探究学習プログラムを実施してきました。2023年度は、テーマを継続させ、震災を風化させず、福島の豊かな自然を伝えるために(株)起点とコラボレーションをしたオリジナルハンドタオルの商品化を実現させました。各校文化祭や、サステナビリティに関するイベントを通じて、オーガニックコットンの可能性を広げて、福島の持続可能な環境や未来に貢献することを目的に活動しています。

そして2024年度は「同世代に福島の今を伝え、共に福島の持続可能な環境と未来に貢献をする」ことを目的とした『中高生による中高生のための「福島、その先の環境へツアー」』を環境省環境再生・資源循環局と共催で開催を実現しました。こだわったツアーのポイントは以下の4つです。

(1)GOALsメンバー(首都圏の中高生)が4月に浜通り地域を実際に訪問し、企画したオリジナルツアー。

(2)GOALsメンバー24名が学びのパートナーとして、他校の中高生22名をナビゲート。

(3)綿花収穫体験や福島で活躍する方々との対話などを通して、福島の「過去~現在~未来」を五感で学ぶ。

(4)少人数での対話を重ねながら巡り、頭だけでなく心でも感じ・考える。

今回の『中高生による中高生のための「福島、その先の環境へツアー」』は、首都圏の8校の学校から総勢46名の生徒が参加をしました。

「東日本大震災を教科書の出来事にしない!」を合言葉に活動を行ってきたGOALsですが、同世代の首都圏の中高生を巻き込み、福島の今を五感で感じるツアーを実施することができました。

これからも活動の輪を全国に広げ、福島の未来を共に創造する活動を行っていきます。

 

4. 持続可能な生産と消費を目的として

(2024年11月17日)

SDGs研究会「EARTH」は11月17日(日)にららぽーと柏の葉で様々な企業とコラボしたSDGsイベントを実施しました。2022年12月にららぽーと柏の葉で開催されたKASHIWANOクリスマスマーケットにて、SDGs研究会がフェアトレードコーヒーの販売をおこなったことをきっかけに、共同でのSDGsの取り組みがスタートいたしました。

今回は、フェアトレード商品の販売だけでなく、ららぽーと柏の葉に出店している店舗におけるSDGsの取り組みについて認知拡大を図るため、生徒による企業のSDGsの取り組み内容をご紹介する取り組みを行いました。取り組みの中では、SDGs研究会の生徒と、ユニクロ、 Gap・GapKids、ライトオン、アカチャンホンポ、エイチ・アイ・エスの5社とのトークセッションも実施いたしました。本当に多くの方に来場をしていただきました。お越しいただきました皆様、誠にありがとうございました。今回も多くの方に「コーヒー・紅茶」と私たちの「想い」を伝えることができました。

来年度の活動計画

〇ユネスコスクールの1団体としてさらに国内外のユネスコスクールや関係団体と連携し、 国際社会に貢献できる次の活動に取り組んでいきます。
【国際的な取り組み】
・2026年8月 姉妹校 台湾 明道高級中學へ 本校の生徒が渡航予定
・2026年12月 タイ・スタディーツアーを予定
・2027年2月  中学3年生  イギリス研修旅行に参加予定。

【SDGsとしての国内の取り組み】 ・様々な企業と持続可能な消費と生産を目指した企画を計画し、様ざまなイベントに参加予定。

過去の活動報告