所在地 | 〒488-0804 愛知県尾張旭市西の野町5丁目1番地 |
---|---|
電話番号 | 0561-53-2035 |
ホームページ | https://www.owariasahi.ed.jp/asahi-e/ |
加盟年 | 2017 |
2024年度活動報告
生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉
本校は、「自ら考え、共に学び合う子どもの育成」を目標とし、「いのちのつながり」「環境」「かかわり」をESDのキーワードとして、独自のカリキュラムを編成し、その教育活動を通して、ユネスコスクールの理念に迫っている。目指す子ども像を「自分の周りで起きていることを自分の問題としてとらえ、課題解決に向け主体的に行動できる子」「周りの人や周りのことについて考えることができる子」とし、①いのちのつながり学習、②環境にかかわる学習、③地域とかかわる学習を行った。こうした実践を通して、人や自然と積極的に関わり、豊かな心と感性を育てていきたいと考えた。
① いのちのつながり学習
本校には、「にじの森」という名前のビオトープがある。低学年の生活科では、生き物を扱う単元や季節の移り変わりを見つける単元があり、この場所は「発見」の宝庫となっている。低学年のうちに多くの自然に触れ、たくさんの発見をすることは、高学年での学習活動にも生かすことができ、豊かな感性を育むことにもつながっていく。休み時間になると、ビオトープ内のザリガニやメダカのすむ池や水田のまわりは、たくさんの子どもたちでにぎわっている。1・2年の生活科で「生きものの世話」、3・6年の理科で「植物・動物のしくみ」、5年生の総合学習で、観察・体験学習、として活用している。講師の方から指導していただきながら、田植え、稲刈りを行い、できた米を五平餅にして食べることで、作物を作る大変さやありがたさを実感することができている。自然や生き物に触れる活動を通して命の大切さを学んでいる。
② 環境にかかわる学習
4年生の総合的な学習で「身の回りの環境」でごみの調査を行った。市のゴミ処理センターへ見学に行ったり、環境に関するポスターや標語作りを行ったりなど、身近なことから環境を守ろうとする意識を高めた。
③ 地域とかかわる学習
地域の外部講師を招いて体験学習を行った。4年生は、地域の伝統武芸である「棒の手」を、6年生は、水墨画や茶道などの室町文化についての体験学習を行った。
来年度の活動計画
整備されたビオトープ周辺での「いのちのつながり」「環境」「かかわり」を大切にした教育活動を行い、豊かな心と感性を育てていきたいと考えている。地域とのつながりをいっそう大切にし、地域の伝統文化を子どもたちに体験させたい。
① 自然とかかわる学習
自然と触れあい学ぶ活動を充実させたカリキュラムを考える。
② 環境にかかわる学習
ごみの処理だけでなく、リサイクルにも目を向けて、幅広く環境にかかわる活動を位置づけていきたい。
③ 地域とかかわる学習
地域の外部講師から学んだ伝統文化を継承し、学校から地域に情報発信していく手立てを考えてい