所在地 | 〒533-0007 大阪府大阪市東淀川区相川3-10-62 |
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電話番号 | 06-6829-2510 |
ホームページ | https://high.osaka-seikei.jp/ |
加盟年 | 2018 |
2024年度活動報告
国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困
①ユネスコスクール運営委員会の発足
ユネスコスクール活動の中心となるメンバーとしてユネスコスクール運営委員を募集し、7名の生徒が集まってくれた。今年度は主にASPnet交流会への参加および支援物資に関する活動をおこなった。
今年度初めて運営委員を発足し、希望する生徒が出るのか不安であったが、発足初年度としては、人数的にも活動内容としてもまずまずの成果であったと捉えている。
②物資による支援活動
生徒会執行部では長年継続的に、コンタクト空ケース、プルタブ、ペットボトルキャップの回収活動も行っている。身近なリサイクル活動に参加することによって、環境への関心を高めるきっかけともなっている。今年度より生徒からの発案で、美術の授業で出る紙の端材を使用して、再生はがきの作成を行っている。小さなことがきっかけではあるが、日常の中からESDの観点に気付き、世界の情勢を鑑みて行動を起こすことができる人材が育ってきていることの成果と捉えている。また、体育の授業が終了する3年生を対象にグラウンドシューズの回収を行い、セブ島へ支援物資として送っている。
②ASPnet交流会への参加
ユネスコスクールの活動の一環として、ASPnetの交流会に参加をした。今年度は主なテーマとして能登半島地震に関して講演があり、その講演の後は意見交換および発表を行った。講演では、被災した学校の先生から、ニュースでは流れていないような避難所での困り事や悩み事なども話しをしていただき、参加した生徒らは初めて聞く内容に驚き、熱心に話しを聞いていた。
③台湾金陵女子高級中学との交流
提携校である台湾金陵女子高級中学校の生徒たちとの交流を行った。6月には台湾から生徒が来校し、交流を行ない、12月には台湾語学研修を希望している生徒が、金陵女子高級中学校を訪問し交流を重ねた。交流内容としては、学校紹介や授業見学などを行うことで文化の違いなどを認め合い、友好の気持ちを育むことが出来た。国際理解の1つとして非常に良い機会であると捉えている。
来年度の活動計画
①ユネスコスクール運営委員会の定期的に開催していく。
今年度はユネスコスクール運営委員会を不定期に開催していた。そのため全校生徒への周知が遅れることが多く、活動内容が限られることとなった。来年度は、全校生徒へ活動内容や今後の予定などを周知し、より充実した活動をめざしていくために、定期的な委員会の開催をめざしていく。
②ASPnet交流会への参加希望者の対象を全校生徒へ拡大する。
ユネスコスクール運営委員だけでなく、全校生徒に対して参加希望を募り、より多くの生徒に交流の場を経験してもらいたい。また、他校の生徒と交流することで、同世代の中でも多種多様な意見や観点があることを学ぶための場として欲しい。
③海外研修(オーストラリア研修、台湾研修など)にもSDGsの観点を付与していく
海外研修の行き先として、オーストラリア、台湾、アメリカと以前同様の行先で実施するため、現在の行程や内容を少し変更し、SDGsに関連する内容を盛り込むことができればと思う。ただ、海外研修を担当している分掌が異なるため、担当分掌と共同して、適切なSDGsの観点を選択していく。
④物資による支援活動
引き続き、コンタクトレンズの空ケース、プルタブ、ペットボトルキャップおよびグラウンドシューズの回収活動を行っていく。物資による支援活動を行うことで、国内外を問わず、支援を行う方法が、現地に行くなどの直接的なモノでなく、間接的にも支援できることを知ってもらい、数多くある支援方法の中から自分に合った方法で支援できることを理解してもらう。