2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 環境, 国際理解, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等

 当校は、「学校教育を通じて、地域・社会からの信頼や期待に高い水準で応えられる学園創り」を学校理念として、ESDを持続可能な社会の担い手を育む教育と捉え、ESDの実践を通して様々な現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組むの力の育成を目標とした。

 具体的には、自然環境との関係性、異文化との関係性、社会との関係性を柱に、1環境教育に係わる活動、2世界遺産に係わる教育、3国際理解に係わる学習、 4キャリア教育に係わる学習を行った。

1 環境教育に係わる活動
「地球温暖化、エネルギー、省エネ活動(3R)」を主なテーマとして活動を行 った。

2 世界遺産に係わる教育
『はじめて学ぶ世界遺産50』(世界遺産アカデミー)を使用して、世界遺 産について学習する。単に知識の習得に終わるのではなく、実際に世界遺産を 見学したり、「観光と遺産保護の両立」や「木造遺産修復に関する真正性」を テーマにしたディベート、レポート作成、発表を通して、理解を深めている。

3 国際理解に係わる学習
 総合的な学習の時間以外に、3年生では「オーストラリア」5 年生では「ヨ ーロッパ」へ海外研修・海外修学旅行を実施している。その際、現地での学校訪問を通して、生徒間交流を行っている。希望する対しては、中学 3 年の 3 学期にターム留学制度も整えている。また不定期ではあるが、毎年台湾から学校訪問も受け入れ、文化交流会を実施している。

4 キャリア教育に係わる学習
 前期課程では、職業人をインタビュー、まとめたものを新聞にし、学内で 発表することにより、単に職種を理解するだけでなく、「どの職業にも社会的な意味がある」ことを意識させている。後期課程で は、マイナビ主催のキャリア甲子園に参加し、生徒たち が主体的にビジネスプランを作成する活動を行っているが、その際にも、営利目的のみのプランではなく、持続可能な社会を実現するための枠組みを考える「社会的起業」を意識させている。

来年度の活動計画

基本的には前年度を踏襲した活動を行う。 総合的な学習の時間においては、1年生:環境教育(地球温暖化、エネルギー及び省エネ行動を内容とした 活動) 2年生:世界遺産教育 3年生:作文指導(自分の主張をしっかりと表現できるための基礎固め) 4年生:キャリア教育(主なものとして、マイナビ主催のキャリア甲子園への参加)、 5年生:探究ゼミ(総まとめとして、各生徒が興味を持つテーマに添った 探究活動) を実施する。ただし、次年度はどの内容においても、「SDGs」の17のゴールを意識した取り組みへと改良させて行く予定。また、課外活動として、例年実施しているユニクロさんの「服のチカラプロジェクト」にも参加を希望している。