所在地 | 〒837-0905 福岡県大牟田市甘木613-1 |
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電話番号 | 0944-58-0033 |
ホームページ | http://www.e-net21.city.omuta.fukuoka.jp/amagi-jh/ |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
減災・防災, 気候変動, 環境, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 食育
本校は、実社会や実生活との関わりを重視した「生き方」に焦点をあて、キャリア教育を軸とした取組を行っており、各学年の発達段階に応じた体験活動を展開し、生徒に主体性や創造性を身につけさせることをテーマとしている。身につけたい力として、将来にわたって持続可能な発展に向けての知識や価値観をもち行動できる力、情報収集能力や分析能力、コミュニケーション能力の育成を目指すこととしている。具体的な活動として、①防災・減災 ②生産と消費 ③地域と将来をみつめる活動を行った。中学校3年間を通して、地域で体験し、地域のことを学び、地域で自分の将来を見つめることにより、よりよい生き方、よりよい人間関係を育み、また、自分の成長と地域の発展が密接に関係していることを考えさせ、この大牟田の将来を真剣に考える生徒を育成する。
1 防止・減災学習 (SDGs 11,13)
【第2学年・第3学年】~災害から命と暮らしを守る~
2年生は、「神戸人と防災未来センター」を訪問した。阪神・淡路大震災を体験された語り部の人から、震災時の体験を聞いたり、震災当日の様子を映像で擬似体験したり、展示物を見学した。自助と公助の大切さと減災について深く学ぶことができた。
3年生は、NHKアナウンサーによる『防災教室』を行った。大牟田で大きな地震が起こる可能性があるのか、地図を見ながら身近な危険について確認した。また、「もし大牟田で大地震が起こったら、誰に対して、どんな命を守る呼びかけをするか」を考えた。
生徒たちは、「率先して避難する」「地域の人に呼びかける」等、災害から命を守るために自分に何ができるのかを考えることができた。
2 消費者学習 (SDGs6)
【第3学年】~つかう責任 私たちにできること~
消費者学習として、衣料会社からGTを招いての授業を行った。日常着用することの多い、綿、ポリエステル、ウールを取り上げ、実験を通じて素材の特徴や素材に適した手入れ方法、環境を意識した消費について学習した。また、現在日本で数億着の服が捨てられている現状についても学んだ。
毎日、何かを消費・使用・廃棄している消費者として、環境を意識した選択をして消費活動を行うことリサイクルを行うことなど、消費者として何ができるかについて考えることができた。
3 企業訪問・職場体験・高校訪問 (SDGs 8,11)
【第1学年】【第2学年】【第3学年】~地域と将来をみつめる~
1年生は「企業訪問」を行った。大牟田市役所産業経済部産業振興課と大牟田33社の企業が会員となる大牟田市立地企業会の協力のもと、10社に工場見学を行った。業務の説明や製品紹介、工場案内などを通して、企業理念や目的を理解することにより、何に力を入れ、どんな思いで仕事をしているかを学び、地元にたくさんの魅力的な企業があることを知ることができた。
2年生は、この経験を生かして、より実践的な職場体験を行い、働くことの大変さと意義やこれからの自分の夢を考えるきっかけとなった。
3年生は、将来の夢を実現するための高校選択のため、「高校訪問」を行った。自分の希望する学科を二つ選択し、実際に高校で行われている授業を体験した。体験を通して具体的進路のイメージや進路実現のための現在の自分を見つめることができた。
来年度の活動計画
次年度も実社会や実生活との関わりを重視した「生き方」に焦点をあて、キャリア教育を軸とした取組を行う。学校の特色を生かし、各学年の発達段階に応じた体験活動を展開し、継続的で創意工夫ある活動を計画する。具体的な活動として、全学年では人権学習や食育(SDGs2,16,17)、を通して、人と人とのよりよい人間関係を構築し他者と協力する態度を育てる。また、1年生では防災・減災と企業訪問(SDGs8,11,13)、2年生では職場体験と消費者教育(SDGs8,11,12)、3年生では、将来を見つめる(SDGs8,11,13)の活動を様々な人と関わりながら行っていく。そして、これらの学習を通して、持続可能な社会の創り手としての意欲と実践力を高めていきたい。