2023年度活動報告

本年度の活動内容

本校は、「国際理解教育」と「地域貢献活動」を軸に本校独自のＥＳＤプロジェクト『君の一歩が世界を変える』を実践している。

本校のプロジェクトを通じて目指す生徒の理想像は、世界での諸問題を自分の問題として捉え、積極的に興味・関心を持ち主体的に行動を起こす人物である。地球上の諸問題の共通項は、人間の日常生活であることに着目し、多様なプロジェクトを展開し、ＥＳＤに求められる、自らの意思で参加し、問題を共有し、一歩でも前に進める能力を身につけることを目指している。

本年度は骨髄バンクドナー登録を呼びかけ、「全国の高校で骨髄バンクドナー登録会の実現を！」を目指し、骨髄バンクドナー登録推進活動を実践する。普通科進学コース３年生が中心となり、「呼びかけるだけではなく、さらにもう一歩先の啓発活動がしたい」と考え、１４名が「公益財団法人日本骨髄バンク　説明員」の資格を取得して新たな活動をスタートさせた。また、貧困問題やフードロス問題の解決に携わりたいと考え、地元の一般社団法人と連携して取り組みはじめた。

 

①国際理解・貢献プロジェクト

１）中古野球道具を途上国の子供たちへ寄付するプロジェクト（継続14年目）

野球部を中心に、地域の中学・高校と連携して、アフリカを中心に34カ国へ寄付。

SDGs４など。

 

２）「届けよう、服のチカラ」プロジェクト（継続11年目）

（ユニクロとUNHCRの共同プロジェクトへの協賛）

インターアクトクラブを中心に、全校生徒が協力して実施する。

SDGs１、SDGs12など。

 

３）文化祭での「フェアトレード商品の委託販売」プロジェクト（継続8年目）

SDGs１、SDGs10など。

 

②地域貢献活動

１）アッケシソウを守るおかやま山陽プロジェクト（継続15年目）

本州唯一のアッケシソウ自生地を保護されている「アッケシソウを守る会」の方々と共に除草作業を実施する。

SDGs15など。

 

③その他の活動

１）第41回卒業記念献血＆第11回骨髄バンクドナー登録会

「全国の高校で骨髄バンクドナー登録会」の実現を！と呼びかけ、「高校生ボランティアアワード2023」に出場し、全国に発信する。

SDGs３など。

 

２）岡山県ユネスコスクール高校ネットワーク実践交流会

県下11校のユネスコスクールの生徒と交流する。お互いのＥＳＤ活動を報告しながら学び合いを行っている。本年度のテーマは『防災』。他校の取り組みを参考に、自分たちにできることを話し合った。

来年度の活動計画

来年度の活動計画

１月　第42回卒業記念献血＆第12回骨髄バンクドナー登録会

６月　中古野球道具を途上国の子供たちへ寄付するプロジェクト

６月　アッケシソウを守るおかやま山陽プロジェクト

10月　第３回コノヒトカン1000缶プロジェクト

10月　「フェアトレード商品の委託販売」プロジェクト

11月　岡山県ユネスコスクール高校ネットワーク実践交流会

12月　「届けよう、服のチカラ」プロジェクト