2023年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 健康
本校は、「自然に目覚め、自然に進め」を学校理念として、現代社会に適応できる人材の育成に取り組んでいる。ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して「自己管理能力、他者理解能力、意思決定能力、自己表現能力、課題発見能力」の力の育成を目標とした。
今年度、本校では主に「防災に関するワークショップと他国理解の一環として実際に数名の生徒たちがマレーシアに赴き国際交流」を行った。以下その2点について記載する。
1、防災に関するワークショップについて
岡山県のユネスコスクールの取り組みの一環として、今年のテーマは「防災に関するワークショップ」であった。本校の生徒たちは、災害時に持っていけるブレスレッドとバッグの作成のワークショップを行った。生徒たちは、暗くなりがちな災害時に少しでも明るくなれるように簡単に作れてかつ便利なものの作成にこだわった。ワークショップに参加した他校の生徒からも好評であった。
2、国際交流について
本校がある笠岡市とマレーシアのコタバルは友好都市であり、交流が盛んである。今年度は新型コロナウイルスが5類に移行したこともあり本校としても久しぶりに生徒たちをマレーシアに派遣することができた。ほとんどの生徒たちにとって初めての海外であったが生徒たちは積極的にコミュニケーションを行い現地の高校生と関わることができた。特に生徒たちにとって大きな学びになったのは文化の違いである。今まで当たり前と感じていたことが、マレーシアでは違うということを肌で感じ今までよりいっそう、他者に対する理解をすすめるきっかけとなった。
他にも探究活動の授業の中で、SDGsに関する学習と自分たちの取り組めることを考える時間を設けており、生徒たち一人一人が地球市民としての意識を持つのはもちろんのこと、世界に目を向けて様々なことを自分事としてとらえられるような機会を設けた。
来年度の活動計画
来年度も継続して、ユネスコスクールへの参加と国際交流を中心に活動していきたい。岡山県のユネスコスクールネットワークは、参加する生徒たちにとって大きな経験になるとともに他校の生徒と積極的に関わる大変有意義な機会である。今回、岡山県のユネスコスクールの集まりに本校から参加した生徒が3人と少なかったので、来年度以降はもう少し門戸を広げて多くの生徒が参加できるようにしていきたい。校内での認知を広げること・生徒たちの意欲を掻き立てることを目標として継続して活動していきたい。