• おかやまがくげいかんこうとうがっこう
  • 岡山学芸館高等学校

  • Okayama Gakugeikan High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒704-8502 岡山県岡山市東区西大寺1-19-19
電話番号 086-942-3864
ホームページ http://www.gakugeikan.ed.jp/
加盟年 2010

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

(1)課題研究活動(探究活動)と連携し、さまざまな地域との協働事業を展開:

本校の課題研究活動では、下記の22のゼミナールが設置されており、各ゼミで地域課題を解決するための探究活動と地域貢献活動をさまざまな工夫を凝らしながら展開している。

<2024年度設置ゼミ>

①学習成果探究ゼミ、②養護・保健教育ゼミ、③小学校教育ゼミ、④幼児教育ゼミ、⑤芸術ゼミ、⑥地域活性化ゼミ、⑦地域観光ゼミ、⑧社会福祉システムデザインゼミ、⑨多文化共生社会・多様性社会ゼミ、⑩国際関係と国際協力ゼミ、⑪国際協力とアフリカゼミ、⑫カンボジアゼミ、⑬政治経済政策ゼミ、⑭法律司法ゼミ、⑮歴史ゼミ、⑯言語コミュニケーションゼミ、⑰スポーツ社会ゼミ、⑱医療看護ゼミ、⑲シュミレーション活用ゼミ、⑳自然環境調査ゼミ、㉑物質科学ゼミ、㉒海洋教育ゼミ

上記のゼミナール単位で探究活動を行い、高校生として出来る地域貢献活動を岡山市東区西大寺を中心に行っている。

※具体例:子ども食堂支援活動、三世代交流会、西大寺商店街の活性化活動、西大寺活性化(地域イベントへの参加)など

 

(2)岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワーク協議会との連携事業に参加:

岡山でユネスコの世界大会が開催されたことを機に、毎年11月、岡山県下のユネスコスクール14校が集結し、各学校のユネスコ活動の活動報告や協働事業を展開する「実践報告会」を開催している。今年度は、14校が協働して「食品ロス問題」について考え、各学校で食品ロス問題を解決するために何ができるかを考察し、その活動方法のあり方について議論し合った。本活動には、岡山県ユネスコスクール高等学校協議会が結成されてから毎年参加しており、岡山県下のさまざま学校と毎年異なったテーマを設定して深い交流事業を展開している。本事業には、岡山大学SDGs協働推進室が中心となって協力してくれており、岡山大学、ノートルダム清心女子大学、就実大学、岡山理科大学の大学生も運営・企画に参加してくれながら、高大連携事業の一環として毎年実施している。

 

(3)世界の社会課題解決に向けた支援活動の展開:

毎年、夏休みと冬休みの期間(8月と12月)を活用して、カンボジア研修を開催。現地の小学校や孤児院、スラム街、ゴミ山生活者への支援活動などを行いながら、現地調査を実施。この研修を通して、カンボジアにおける持続的な支援のあり方を考察していきながら、カンボジアが抱える社会的問題を解決するためのあり方について学び合った(8月(1年生)と12月(2年生)実施)。また、研修後もカンボジアの支援活動を展開するため、地域のイベントや祭りにカンボジアカレーの店を出店し、食事を提供しながらカンボジアの現状と課題を訴える活動をしている。また、その際に売り上げたカレーの売上金は、カンボジアのNPO団体に寄付し、子どもの教育活動の支援に活用してもらっている。また、全国でカンボジア研修を行っている様々な学校と「カンボジア合同研修会」を行い、カンボジアの課題解決のあり方を多くの学校と議論し合った。カンボジア研修以外にも、今年度は「インド研修」も行い、インドでの支援活動と探究活動も行った(12月実施)。

 

(4)各種イベントや大会への出場:

ユネスコ活動や課題研究活動の成果を発表するため、SGH甲子園(関西学院大学主催)、リサーチフェスタ(甲南大学主催)、社会共創コンテスト(愛媛大学主催)、地域マネジメントコンテスト(山陽学園大学主催)、SDGs未来フェスタ(岡山市ESD・SDGs推進課主催)などの様々なコンテストやイベントに出場し、探究の成果や地域活動から得た学びを発表した。今年度も多くのコンテストで賞を頂くことができている。

 

(5)課題研究報告会の実施:

本校の課題研究活動では、22のゼミナールにおいて毎年200近いテーマの研究が行われており、そのなかでも優れた研究チームを選出するため、毎年1月に「課題研究報告会(校内)」を行っている。この報告会で賞に輝き、優れた発表チームは、岡山のイベントホールであるハレノア劇場にて開催する「課題研究報告会(校外)」に出場でき、学校代表として研究発表する機会を2月に行っている。本報告会では、大学の先生方やNPO団体の方がを審査員にお招きし、生徒のプレゼンテーションを評価してもらいながら、課題研究のあり方や研究内容に対する評価を頂いている。また、本研究会は、本校の全生徒が聴講するだけでなく、保護者や一般の方々、協力団体の方々など多くの方々に参加を頂いており、1年間でおこなつた研究の成果を発表する場として毎年開催している。本報告会で発表することを目的に、日頃から生徒は意欲的に課題研究活動や地域貢献活動に励んでいる。

 

(6)岡山市長との直接対談イベントを開催:

大森岡山市長と高校生が、岡山市東区の町づくりのあり方について議論し合うイベントを岡山市と協力して開催(10月実施)。本イベントでは、高校生が岡山市東区の町づくりのあり方をプレゼンテーションし(4チーム)、その内容に基づいて岡山市長とこれからの町づくりのあり方について議論した。本活動は、今年度初めての取り組みであり、岡山市からの依頼により実現した取り組みである。

来年度の活動計画

来年度も基本的には、上記の活動内容にある(1)~(5)を継続的に実施する予定である。

(1)課題研究活動(探究活動)と地域貢献活動の実施、(2)岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワーク協議会との連携事業に参加、(3)海外研修の実施(カンボジア研修、インド研修、台湾研修、アフリカ(セネガル)研修など実施予定)、(4)各種イベントや大会への参加、(5)課題研究報告会(校内・校外)の開催など。

また、それ以外にも海外との国際交流活動を継続的に発展させるために、例年行っているインドやベトナム、カンボジア、オーストラリア、カナダに加えて、台湾やフィリピン、インドネシア、アフリカ(セネガル)等への研修や留学生の受け入れを積極的に行いながら、語学だけでなく多文化共生のあり方などを学ぶ機会として留学生とともに行う予定にしている。

なお、本校には外国語学校も設置されるため、多くの留学生の受け入れを行いながら、留学生の交流活動を幅広く行う計画である。

過去の活動報告