• おいすかはままつこくさいこうとうがっこう
  • オイスカ浜松国際高等学校〔キャンディデート校〕

  • OISCA Hamamatsu Kokusai High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒431-1115 浜松市西区 和地町5835番地
電話番号 053-486-3011
ホームページ https://www.oisca.ed.jp/
加盟年 -

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 健康, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校が教育の柱として取り組む「オイスカSDGs教育」の展開においてこれまでの「環境教育」、「ミニ・ワールド」、「地域協働」という3つのテーマに合わせ、2024年度よりスポーツ、健康面からライフスタイルを構築するという視点で「スポーツウェルネス」を加えて展開することになった。そのことをふまえ、本校はユネスコスクールキャンディデート校として、以下の3つの分野について「オイスカSDGs教育」の具現化に取り組んだ。

1.

「地球市民及び平和と非暴力の文化」にかかわる取組

平和や戦争の実態を見聞することで、「地球市民」としての自覚を深める活動に取り組んだ。また、世界における教育の現状や教育の重要性を知る機会を得た。

2024年12月 長崎への「国内研修」

「核兵器禁止」等の実態、考知識を深め「地球市民」という意識、自覚を深めるため、平和記念公園等へ訪問した。

2024年1月 教育の国際デーの実施

生徒会執行部を中心に、全校で「世界の平和と開発のために教育が果たす重要な役割」を確認し、教育を受ける権利が守られている日本で学べることに感謝する機会と捉えた。

 

2.

「持続可能な開発及び持続可能なライフスタイル」に関わる取組

「オイスカSDGs教育」の推進では、SDGsに関わる知識を身に付け実践する授業を展開し、SDGsの視点で学校行事のねらい・意義を確認しながら活動に取り組んでいる。その積み重ねにより、地球規模での環境問題に関わる課題をもつ生徒が年々増えている。また、有志生徒による「環境SDGsプロジェクト」の継続活動は本校の伝統的な活動となり、外部から高い評価を得て、活動について相談や協働の依頼が増えたことで、自己肯定感の高まりも認められるようになった。

堆砂垣設置イベント

海岸植樹生育調査

なお、このプロジェクトチームを中心に、身近な課題に目を向け、課題解決に取り組み、活動について発信するなど、実践力のある生徒が多くなり活躍の場が増えている。

新設の「スポーツウェルネスコース」では、大学や専門学校といった教育機関や企業との連携を図りながら国籍関係なくスポーツを通じて、スポーツ福祉、心身の健康を学んだ。

静岡産業大学連携

 

■2024年度   主な表彰実績

2024年6月 浜松市「青春はままつ応援隊」認定式「青春はままつ応援隊」

日本高校会議所総会「地域活性化大賞」

2024年12月  浜松市地域創生SDGsコンテスト優良事例「優秀賞」

ネスレ サステナビリティプログラム「ベストプラクティス賞」

2025年1月  SDGsQUESTみらい甲子園 東海エリア大会ファイナリスト

2025年2月  ふじのくに食の都づくり貢献賞

浜松市地域創生SDGsコンテスト優良事例「優秀賞」

 

 

「異文化学習及び文化の多様性と文化遺産の尊重」に沿った取組

2024年度は、インドDWPS(Delhi World Public School)との短期交換留学を始める年となった。5月にはインドより11名の短期留学生を受け入れ、生徒との交流を通して日本文化、日本の生活を体験した。また10月には本校より6名の生徒がインドで短期留学を行った。ホームスティなど直接インドの生活に触れる体験や、現地校での授業体験、学生たちとの交流を行い、さらに世界遺産の寺院などの訪問でインドの文化・歴史に触れた。

インド(DWPS)交換留学生来校     

インドDWPS交換留学文化交流

DSC_5100

 

昨年度に続き生徒会専門委員会、国際交流委員会の活動のさらなる

充実に取り組んだ。国際交流委員が中心になり、インド、フィリピン、ブラジル、ペルーのワールドフェスタを実施し、その国の歴史、文化に触れる機会とした。

3月には、留学生を含めた生徒たちを集め特別講座「飾り巻き寿司でお雛様づくり」を行うなど、日本文化に触れる機会も設ける予定である。

  フィリピンフェスタ

 

 

来年度の活動計画

ユネスコの定める重点項目に関わって以下のように活動を予定している。

1.「地球市民及び平和と非暴力の文化」にかかわる取組

・生徒会執行部を中心に国連が定めた国際デーに関する取組を行い、地球市民としての啓発を行う。

・長崎への国内研修を通して平和と非暴力の文化への関心を高め、学校外へも発信する。2025年は被爆80周年であることをふまえ、学校内での企画を行いたい。

 

2.「持続可能な開発及び持続可能なライフスタイル」に関わる取組

・環境問題解決の実践力を身に付けた生徒の育成と、課題解決が社会経済につながる産官学事業を継続する。

・環境保全、環境問題解決関係行事を通し、SDGsの視点で、ものの見方・考え方の基礎基本や活動の評価・振り返り方法を身に付ける。

・「スポーツウェルネスコース」新設から2年目に向けて、国籍関係なくスポーツを通して、スポーツ福祉、心身の健康面からライフスタイルを構築できる生徒の育成を目指す。

 

3.「異文化学習及び文化の多様性と文化遺産の尊重」に沿った取組

・インドDWPSとの交換留学

・留学生による出身国を紹介する機会を設ける。

・ユネスコスクールの学校ネットワークを活用し、情報交換、交流を図る。本校の取り組みを発表する

・英語でのプレゼンテーションの場面をより一層増やし、国際高等学校としての特色化につなげる。

過去の活動報告