• おおがわらちょうりつおおがわらしょうがっこう
  • 大河原町立大河原小学校

  • Ogawara Municipal Ogawara Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒989-1601 宮城県柴田郡大河原町字町100
電話番号 0224-52-3401
ホームページ https://sites.google.com/gs.myswan.ed.jp/daisyo
加盟年 2013

2024年度活動報告

活動分野

減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉

「自他の命を大切にし、豊かな人間性と創造性、将来への夢や志をもってたくましく生きる、心身ともに健康な児童の育成」を教育目標とする本校は、地域・文化・自然と関わる体験や学校に根付いた伝統を継承する活動を通して、自ら学び考える力と仲間と協力しながら課題解決していく力の育成をESDと捉え、その実践に努めてきた。

具体的には、①防災・減災、②小児保健に関わる活動、③緑化活動、④伝統文化・地域の文化、⑤平和・人権・福祉を行った。詳しくは以下の通りである。

 

①防災・減災・・・いろいろな生活場面を想定しての避難訓練や防災教育の充実を図った。今年度の6月には、「地域防災の集い」を行い、大河原町立大河原中学校や地域の方との合同避難訓練を実施した。中学生や地域の大人と共に集合し、避難の仕方を確認できたことで、防災への意識を高めることができた。また、防災副読本を活用することで、様々な状況下でも自分の身を守る行動を取れるように学習を進めてきた。

また、4年生は震災遺構中浜小学校の見学を実施した。震災を経験した語り部の方から当時の話を聞きながら見学を行い、状況に応じて自分で判断し自らの命を守るための行動を取ることの大切さについて考えることができた。

 

②小児保健に関わる活動・・・委員会を中心に、エコキャップの回収や募金活動を行った。職員室前に設置している回収ボックスには、児童が家庭から持ってきたキャップを色分けしながら入れる様子が多く見られる。募金活動はJRC委員会が中心となって行った。今年度行ったのは、緑の羽募金、赤い羽根募金、複十字募金、ユニセフ募金である。JRC委員会が昼の放送で協力を呼び掛けたり、ポスターを校内に貼ったりするなどして広報し、全校で参加することができた。

 

③緑化活動・・・年間を通じて植栽や花壇の整地・草むしりを行い、自然や生き物を大切に守ろうとする心を育んだ。緑化委員会では、毎朝花壇の整備を行った。花の苗を植える活動では、PTA活動として保護者の方にも御協力をいただきながら、緑化委員会以外の児童も自主的に手伝いを行った。身の回りの植物を大切にしようとする心が育まれてきていることが感じられる。

 

④伝統文化・地域の文化

【4年生】「さんさ時雨」「大小ソーラン」

・地域の方を講師に迎え、宮城に伝わる民謡を教えていただき、音楽発表会と大河原町音楽祭で演奏することができた。

・3年生のときに4年生から引き継いだ大小の伝統「大小ソーラン」を運動会や町の行事で披露した。年度末には教える側として3年生に引継ぎを行った。

【5年生】「大河原音頭」

・地域の盆踊りを継承し、運動会では保護者や地域の方も交えて一緒に踊り、喜びや一体感を味わうことができた。

【6年生】「鼓笛引継ぎ」

・鼓笛の演奏技術と心構えを教える活動を通して、古くからの伝統と最高学年になる重みや思いを5年生に引き継ぐことができた。

 

⑤平和・人権・福祉

【3年生】「福祉体験」

・車椅子に乗って坂や障害物の間を移動する、目を手ぬぐいで覆い白杖を使って歩くなどの体験を通して、相手の状況や気持ちを考える機会を設けた。また、盲導犬ユーザーと指導員の話を実際に聞くことで盲導犬の仕事や役割を知り、互いに社会を支え合う大切な一員という理解を深めることができた。

【5年生】「人権教室」

・講師の方から話を聞き、「人権」について理解し、深く考える機会となった。

来年度の活動計画

今年度の活動を継続していくことに加え、子供たち自身が新たに課題意識を持って行動につなげられるように指導や支援をしていく。委員会に所属する高学年が中心となって良い活動の仕方を考え、全校児童にそれらの活動を広げていくようにしたい。

過去の活動報告