2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 食育

本校は、「人間尊重の精神」を学校理念として、ESDを自らの未来を切り拓き、心豊かな共生社会の実現を目指す実践的な学びと捉え、ESDの実践を通して関わる力・挑戦する力・活用する力の育成を目標としてユネスコスクールの一員としての活動を行っている。
具体的には、例年①平和・人権を柱に環境に関わる活動、②国際理解、気候変動、食育に関わる教育、③世界遺産に関わる学習、④防災に関わる学習を行っているが,今年も昨年に引き続きコロナ過の影響により,地域人材の活用ができず,また活動自体の制約もあり,できる範囲内での加藤になったことを申し添える。
① 平和・人権を柱に環境に関わる活動
毎月11日基準日の「キラキラの日」の取り組みにおいて,平和・人権に関する学習活動に取り組んだ。環境に関わる活動としては、地域の水田をお借りしての稲作体験を通し、水環境の大切さや農業と環境・人の暮らしのつながりについて考えた。地域の環境を生かした活動としては、全校縦割り班で校区内を探索する「なかよし遠足」を実施し,地域の素晴らしい環境の再発見のみならず,地域のよさや地域の歴史はもちろん,地域の方による見守りの中で実施したことで,地域の平和や人権の大切さ・温かさを肌で感じる活動を行うことができた。
② 食育に関わる教育
低・中学年では,学校園での栽培活動,高学年では地域の水田をお借りしての稲作体験を行い,収穫した野菜や米を持ち帰り,食に携わる方々のご苦労や気遣い,食を頂けることのありがたさを学ぶことができた。
③ 世界遺産に関わる学習
古都奈良の文化財を見学し、その素晴らしさを知ると共に文化財を古より守り伝えてきた人々の営みについても考えた。
④ 防災に関わる学習
防災集会を全校で開き、自分の命を自分で守るために大切なことについて考え、助ける側になって地域の役に立てるように防災についての学びを深めた。避難訓練も実際の場面を想定して実施した。

来年度の活動計画

地域の特性を生かした教科横断的学習や地域の企業・人材と連携した学習及び体験活動の充実を図ることで、学び続けることの実践と地域人材活用を進める。また、ESDの理念やSDGsについて教職員が意識し、学びを進めながら実践と結びつくように継続して取り組みを進めていく。