所在地 | 〒889-0102 宮崎県延岡市北川町長井4514 |
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電話番号 | 0982-46-2012 |
ホームページ | http://cms.miyazaki-c.ed.jp/1746/ |
加盟年 | 2022 |
2024年度活動報告
生物多様性, 減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 持続可能な生産と消費
持続可能な開発に向けて、国連の定める17の目標について、理解を深め、それらを教育活動全般において意識し行動すること、また、地域のよさや課題に目を向け、ふるさとを愛する児童の育成を目指すことを本校の教育目標としている。
総合的な学習の時間を中心として、①北川町のよさを知る・再発見する活動、②北川町の課題を知る活動、③北川町が持続・発展していく方法を考える学習活動を行った。
① 北川町のよさを知る・再発見する活動
3年生では、北川の観光資源でもある「ホタル」について学習し、幼虫から成虫までの飼育を行った。また、「北川湿原」についての学習も行い、生物の絶滅危惧種や生態についての理解を深めた。施設で資料を見たり、湿原の様子を見たりした。4年生では、大分県の小学校と合同で、北川の上中流域の自然体験活動を行った。この交流学習では、自然観察をしたり木々を使っての火起こし体験を行ったりした。また、地域の芸能文化財である「川坂神楽」について学習し、継承することの意義や願い等を知り、舞の練習を行った。
② 北川町の課題を知る活動
5年生では、地域の農業や漁業を営んでいる方に話を聞き、北川町の魅力的な産業について学んだ。学習を通して、生産者の苦労ややりがいについても理解を深めた。児童自身知らないことが多く、北川町のよさや自分たちにできることについて考えることができた。
6年生では、地域の方の協力のもと、地域にゆかりのある偉人(小倉処平)や西郷隆盛のつながり、町の防災などについて学習した。地域にゆかりのある偉人、防災の取組など、北川のことをもっと多くの人に知ってもらえるよう学んだことをもとに発信できるとよい。
③ 北川町が持続・発展していく活動
自分たちの町が持続・発展していくためには、学んだことを、より多くの人に知ってもらうための活動を行うことが必要である。そのために、上記の課題を解決するための活動を行った。
5年生では、町の産業について調べ、まずは自分たちが生産者の思いや知恵などを知る
学習を行った。学んだことをプレゼンテーションや新聞にしてまとめ、地域や保護者に向けて発信し、地域の産業に誇りをもつことができた。
6年生では、3~6年生で学んできた地域学習をパンフレットにまとめ、PRすることで、地域の魅力を再確認することができた。
来年度の活動計画
①地域の自然(家田湿原、藤ヶ内渓谷等)散策活動
総合的な学習の時間を中心に、ユネスコエコパークに係わる自然や希少生物の生存地である家田湿原の散策活動を通して環境や多様性について学ぶ。
②地域に伝わる伝統を受け継ぐ
地域に伝わるホタル観賞用の「ホタルかご」の学習、「川坂神楽」の鑑賞や舞の練習、延岡の踊りである「ばんば踊り」の練習を行う。
②地域清掃活動(小中合同クリーン作戦)
清掃場所の範囲を広げ、小中合同での地域清掃活動を継続する。
③地域PR活動(パンフレット作成)
ふるさと学習の集大成として、これまでに学習してきたことをパンフレットにまとめ、発信したり、保護者に向けて発表したりする。