所在地 | 〒792-0836 愛媛県新居浜市篠場町1-32 |
---|---|
電話番号 | 0897-43-6191 |
ホームページ | https://niihamaminami-h.esnet.ed.jp/ |
加盟年 | 2010 |
2024年度活動報告
減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困
本校は、「磨け個性、社会のために Challenge!いったれ!!南高」を重点努力目標として、ESDを「持続発展可能な地域づくりのための人材育成」と捉え、ESDの実践・SDGsによる実践目標の明確化を通して、持続可能な開発に関する価値観、体系的な思考力、データや情報の分析能力、コミュニケーション能力、リーダーシップの育成を目標とした。
具体的には、郷土の礎となった別子銅山を教育資源として活用し、世界遺産や地域の文化財等に関する教育、環境教育、国際理解教育、まちづくりに関する教育を柱に、①別子銅山の近代化産業遺産の保存活用に係る活動、②国天然記念物ツガザクラの保護活動に係る活動、③グローカル教育に係る活動、④子ども食堂に係る活動を行った。
① 別子銅山の近代化産業遺産の保存活用に係る活動
小中学校のふるさと学習における出前授業を小学校のべ3校(283名)、中学校のべ10校(727名)で行った。
第1回全国中高生金銀銅サミットを全国初開催(オンライン)した。学校関係は新潟県立佐渡中等教育学校、島根県立邇摩高等学校、栃木県立日光明峰高等学校、本校の4校、各自治体関係者もご協力いただいた。
一般財団法人産業遺産国民会議との協働活動として別子銅山の紹介動画(別子銅山リキッド・ギャラクシー)を制作、新年度より産業遺産情報センターでの上映を行う予定。
② 国天然記念物ツガザクラの保護活動に係る活動
地元登山愛好家「憧山会」、市職員、卒業生等と合同で、春季と秋季の2回の活動を行った。その活動は地元新聞で報道された。のべ48名の関係者が参加した。
③ グローカル教育に係る活動
JICA四国と連携し「地域理解研修」として四国・九州の大学に在籍する開発途上国の研修生(10か国11名)に別子銅山の観光ガイドや銅の折り鶴づくりなどの交流を英語で行った。
JICA愛媛デスクと連携し「地域共創と国際貢献」をテーマに講演を行った。
市国際交流協会と連携して多彩な講師を招き、「共生の地域づくり」「ベトナムの紹介」などをテーマに講演を行った。
④ 子ども食堂に係る活動
3年次生の総合的な探究の時間「ライフスタディⅡ(課題研究)」のテーマとして取り組んだ。ユネスコ委員会を通じてボランティア参加を呼び掛け、その活動の輪が校内に広がり、のべ101名が参加した。
来年度の活動計画
①別子銅山の近代化産業遺産の保存活用に係る活動
小中さらには高校との連携を広げながら活動を深化させる。
「第2回全国金銀銅中高生サミット」のハイブリッド会議を行い、全国の産業遺産を学ぶ生徒同士の学びの絆を創造する。
②国天然記念物ツガザクラの保護活動に係る活動
保護活動の関係人口を増やすための活動を促進する。
③グローカル教育に係る活動
行政との連携を深め、市内在住外国人へのPRを図るイベントを実践する。
④子ども食堂に係る活動
活動内容の充実と高校生がより関わりを深められる工夫を重ねる。
今後は、これらの絆を校内外共にさらに深めていく中で、地域課題を発見し、解決を図るためのアイデアの創造と実践に努め、魅力ある持続可能な学校・地域づくりを推進していく。