所在地 〒395-0701 下伊那郡根羽村80
電話番号 0265-49-2100
ホームページ https://nebamura.info/nebagakuen
加盟年 2025

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 環境

本校では、すべての学年で、根羽村の環境、人材等を活用した総合的な学習の時間を行っている。その中で、特にSDGs17の目標の内の、「陸の豊かさを守る」「住み続けられるまちづくりを」に重点を置いた学習が、多様に展開されている。さらに、総合的な学習の時間と教科の学習を関連させた「教科横断的な学び」にも積極的に取り組んでいる。そのような学びをコーディーネートするために、「地域・ICTコーディネーター」という担当者を学校職員以外で設けて常駐してもらうことで、より一層学校の学びと実社会を関連付けた学習を行っている。

本校は、令和2年度より義務教育学校になったことをきっかけに、ESDを実践することを学校の重点としている。同時にユネスコスクール認定のためのチャレンジ期間に入り、SDGsに関連した学習も数多く行って来た。特に令和4年度には、根羽村自体が「SDGs未来都市」に認定されたことにより、根羽学園としても、より一層SDGsに関連した学習に力を入れてきている。特に総合的な学習の時間では、森林を活かした村づくりについて考え、行動したり、地域の人材と協働して学習をしたりしている。また村としても根羽学園のESDがより質の高いものになるよう、令和4年度に開設された公営塾とも連携を図り、塾での学びと学校での学習を関連させて行えるようにしている。

来年度の活動計画

各学年の活動

1.8年生による「根羽の木を使ったケーキづくり」

生徒たちの「根羽の魅力を知ってもらうために何ができるか?」という思いから、地域の方への取材や調べ学習を行ってきた。その中で「木を食べることができる」ことを学び、興味をもったことから「根羽の木を使ったケーキをづくり」が始まった。プロのシェフに協力をしていただきながら、学園周辺で採れる杉やヒノキ、クロモジなどを使ったケーキ作りを行った。今後は、調理する回数を重ねていきながら、商品化を目指していく。

2.3~9年生による河川清掃

河川清掃は,みどりの少年団の活動の一環として、毎年6月と10月に根羽村にある根羽川の周辺の清掃をしている。
この活動は3年生から9年生までが協力して行っているもので、自分たちの住んでいる村は、自分たちできれいにしようということと、下流域の矢作川を利用している人々の生活を守ろうという思いを大切に活動していく。

3.3・4・7年生による林業体験学習

林業体験学習は、森林組合の方と連携した「木育」に関わる学習である。具体的には、森林の管理の仕方、森林と防災の関係等を講義やワークショップで学ぶ。また、森林組合の方に講師になってもらい、木の植栽や伐採体験学習などを行っていく。

4.7年生による職場体験学習

この活動は根羽村の外に出て、職場体験学習を行う。今まであまり接したことがない「社会人」との関わりのなかで、その人の姿や思いに触れ、その中で自分の姿を知り、成長していくための課題を追究している。また事前に職場の課題を取材し、解決策を考えることで、自分たちも職場の一員として体験する姿勢をつくっていく。

5.5・6年生による根羽の自然を生かす活動

根羽村の魅力について、村内への取材や調べ学習を行ってきた。特に根羽の自然に興味をもち、「根羽の自然を生かす活動」を企画・運営していく。

6.生徒会活動

毎年12~1月に「寺子屋運動」として、書き損じはがきを集め、寄付している。

過去の活動報告