所在地 | 〒458−0801 名古屋市緑区鳴海町字矢切98番地 |
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電話番号 | 052-623-0070 |
ホームページ | https://www.nagoya-c.ed.jp/school/narumi-e/ |
加盟年 | 2015 |
2024年度活動報告
人権
誰もが生きやすい社会にするために 【6年 総合的な学習の時間】
【実践の内容】
まず、自分が「ふつう」か、自分に「ふつう」でないところはないか、「ふつう」でないとどんな気持ちになるかを考えさせた。その後、「ふつう」という言葉の意味を伝え、「ふつう」でないと心細さを感じることに気付かせた。そして、性的少数者の割合を示し、生きづらさを感じる人が多いことに気付かせた。
続いて、LGBTQの言葉の意味と性を決める四要素について確認した。そして、LGBTQを公表している著名人を例に挙げ、LGBTQのどれに当てはまるかを考えさせた。
その後、動画教材「いろいろな性って何だろう」を視聴した。そして、LGBTQ+の+にどのようなセクシュアリティが含まれるか、アウティングという言葉の意味を紹介した。
続いて、誰もが生きやすい社会にするために大切だと思うこと、学習感想を児童間で共有させた。最後に、「性的少数者であることを友達から打ち明けられたら」「友達が別の子のセクシュアリティについてアウティングしてきたら」という場面設定でロールプレイングを行い、望ましい反応例を全体で共有した。
【結果と考察】
自身の「ふつう」でない点について考えさせたことで、少数派に置かれた人の気持ちを自分事として捉えさせることができた。LGBTQの意味について、性を決める四要素と関連させながら話を進め、著名人を例示して考えさせたことで理解を促すことができた。
誰もが生きやすい社会にするために大切だと思うこととして、「当たり前にとらわれず、違いについて知ることが大切」「みんなの普通に合わせるんじゃなくて自分らしくいることが大事」などの記述が見られた。ロールプレイングでは、「大事なことを話してくれてありがとう。もっと仲良くなれた気がしてうれしい」「アウティングは人権侵害になるから止めた方がいいよ」と声を掛ける姿が見られた。
来年度の活動計画
令和6年度と同様に、人権教育に重点を置いて活動していく予定です。