所在地 | 〒939-1923 南砺市下梨446 |
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電話番号 | 0763-66-2355 |
ホームページ | https://taira-j.nanto.ed.jp/ |
加盟年 | 2025 |
2024年度活動報告
環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 健康
2022年1月~2023年2月:チャレンジ期間、2023年8月~:キャンディデート校
本校は、「郷土に誇りをもち 心豊かに たくましく 学び続ける生徒の育成」を学校教育目標としている。がん教育や人権教育、小・中・高合同運動会等、SDGsの目標とのつながりを意識した活動に積極的に取り組んでいる。また、地域の伝統文化である民謡を発信することに力を入れて取り組んでいる。
① 地球市民および平和と非暴力の文化【がん教育・人権教育での取組】
現代俳句協会理事の堀田季何さんを招き、第2学年が俳句作りを通して健康について考える取組を4回実施した。第4回では、UICC(国際がん連合)の会長と大学教授の河原ノリエさん、堀田季何さんを相倉合掌集落に招き、英語での自己紹介、合掌集落の見学、俳句作りを行った。
また、人権擁護委員を招き、全校道徳を実施し、人権について考えた。人権啓発ビデオを視聴し、「互いを尊重する関係をつくるときに大切なこと」についてワールドカフェ方式で話合いを行った。周りの人も自分も尊重することについての意識が高まる機会となった。
② 持続可能な地域づくりについて考える活動【3年間を通したふるさと学習】
3年間を通して、ふるさと学習を実施している。1年次の「13歳のハローワーク」で地域の方々から「地域のために努力していること」、2年次の「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」で「地域で働く方々の思い」、3年次の「総合的な学習の時間」で「地域のために自分たちができること」について探究活動を行っている。これらの活動を通して、人口減少が続く中、文化の多いふるさとをいかに残していくかについて考えている。
③ 異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重【地域の伝統文化の継承と交流】
民謡保存会の方々を講師に招き、五箇山民謡の学習を行っている。持続可能なふるさとをつくるため、地域の伝統文化を知り、継承していく活動として取り組んでいる。2024年6月の第2学年宿泊学習では、宿泊先の学校同士で行う学校紹介で民謡(唄)を披露した。2024年10月の第3学年修学旅行では、訪問先の京都で民謡(地方・唄・踊り)を披露した。また、2024年11月の市誕生20周年企画教育フェスティバルにおいて、第1学年が自分たちの取り組んでいる民謡と民謡継承を持続可能にする方策について発表した。これらの交流を通して、全校生徒が地域の伝統文化である民謡に誇りをもつことができた。
来年度の活動計画
今年度に引き続き、地域の方を講師に招いて民謡学習、食と健康をテーマにしたがん教育、人権擁護委員を招いた人権教育を行う。また、マレーシアの学校との交流を実現させ、情報や体験を分かち合いたいと考えている。
また、次年度をもって中学校が閉校となり、翌年度より義務教育学校となる。持続可能な地域・社会をつくる一員としての活動として、第3学年が取り組んでいる中学校校舎の有効活用について、総合的な学習の時間や生徒会活動を通して考えを深めていく。