• あいちきょういくだいがくふぞくなごやちゅうがっこう
  • 愛知教育大学附属名古屋中学校

  • Nagoya Junior High School Affiliated to Aichi University of Education
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, エネルギー, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 持続可能な生産と消費

所在地 〒461-0047 愛知県名古屋市東区大幸南1-126
電話番号 052-722-4613
ホームページ https://www.nj.aichi-edu.ac.jp/
加盟年 2013

2024年度活動報告

活動分野

エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は、昨年度から「総合的な学習の時間」を「FLIGHT」と名付け、3年間の学習内容を系統立てて、学習の目標や内容等を整理し、各教科やキャリア教育等と関連付けながら、本校の目指す生徒像を育成する取組を行っている。

「FLIGHT」は、総合的な学習の時間において育みたい資質・能力を示すもので、

「F」=Find(問題を見いだす力)、「H」=Hyphosesis(仮説を立てる力)、

「I」=Inspection(検証する力)、「G」=Grow(改善する力)、

「T」=Tell(まとめ、発表する力)、「L」=Lookback(振り返る力)

のそれぞれの頭文字をつなぎ合わせたものである。

「FLIGHT」のそれぞれの資質・能力を育むために、各学年における学習内容を計画立てている。

特に、1年生の校外学習、2・3年生の宿泊行事におけるFW(フィールドワーク)や学校全体で行う学校祭においては、SDGsの視点から様々な事象を捉えられるような工夫をしている。

その中で、3年生の修学旅行におけるFW(フィールドワーク)について報告する。

3年生は東京を中心とした関東方面を訪問地とし、図のよう流れで活動を行ってきた。培ったFLIGHTに関わる資質・能力を基に、自分の成長や生活の向上をテーマに追究学習をしてきた。まず、自分の達成したいことや夢を考え、それらに向かっていくために必要なことや生じる問題を考え、そこから、課題を設定し、課題解決に必要なことを知っていると考えられる人や企業を選んでいった。

そして、それらの人や企業がどのようにして、課題を解決しているかについて仮説を立てていった。

設定後はさらに詳しく調べ、解決に有効な質問を考えて行き、宿泊学習に備えていった。

そして、修学旅行当日は、自分達で公共交通機関を使って訪問し、追究活動を行った。訪問先は班ごとで異なり、省庁や大使館、ASEANセンター、日本銀行、東京証券取引所、東京大学大学院や国立博物館、水族館、各メディアや伝統工芸館など様々な場所に訪問した。

訪問先の方々からも、「目の前の課題に対して、自ら考え答えを探す熱心な姿勢が感じられた。」と各所から感想をいただくことができた。

修学旅行後は、それぞれの追究の成果を1人1ページずつまとめ、冊子を作った。また、学校や家庭での生活の中で、追究して得られた成果を実践し、その結果をスライドにまとめ、学年や保護者に発表をした。

これらの活動を通して、生徒達は学んだ知識や身に付けた技能を、日常的に探究的な見方・考え方を働かせ、自己の生き方について考えることができたと考えられる。

来年度の活動計画

<活動計画>

令和7年度は、今年度の活動をもとに、さらに「FLIGHT」の精度を高めていきたい。また、キャリア教育との関連した活動にも積極的に取り組み、アントレプレナーシップ(自ら問いを立て、自ら行動し、自ら変化を起こす力)を育む活動を行っていきたいと考える。

過去の活動報告