所在地 | 〒454-0851 名古屋市中川区北江町3−13 |
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電話番号 | 052-361-3116 |
ホームページ | https://www.nagoya-c.ed.jp/school/kogyo-th/ |
加盟年 | 2014 |
2024年度活動報告
生物多様性, 減災・防災, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
本校は「ものづくりは人づくり」をテーマに掲げ、ものづくりや働くことを通じて社会に貢献することを大切にしています。そうした中で、ESDおよびSDGsを意識しながら、日頃の授業実践を行っています。また、外部講師を招聘したり、校外学習を活用するなどして、日頃の学びを深めるための取り組みを行っています。
以下に、2024年度の取組みの一部を紹介します。
【家庭科 ライフデザイン】
名古屋市居宅介護支援事業所より講師をお招きし、「認知症サポーター養成講座」を行いました。また、名古屋スイーツ&カフェ専門学校より講師をお招きし、調理の実技指導をいただきました。
【機械科 工場見学】
工作機械を活用している現場を見学し、安全についての理解を深め、進路選択についてのキャリアイメージの構築を図りました。
【電子機械科 航空宇宙】
航空機産業で活躍してきた講師をお招きし、航空宇宙産業の最先端について学ぶ授業を行っています。工場見学では、航空機の点検整備や組み立て作業の現場を見学、安全教育について学習しました。産業の基盤と技術を学ぶことを大切にしている本校ならではの学校設定科目です。
【社会科 時事問題研究】
毎時間SDGsを問題設定の視点に据え、現代社会の多様な問題を生徒自身が考え、意見交換をする授業を行っています。
【社会科 地域研究】
地域の産業を支える重要港湾である名古屋港を見学しました。また「食」の観点から名古屋における異文化の体験を行うため、ネパール料理店を訪問しました。
【環境技術科 保育園出前授業】
近隣の保育園に赴き、廃油からキャンドルを作り、子どもたちに環境への配慮について伝えました。
【環境技術科 校外学習】
年数回の企業・研究施設見学を行い、企業と社会とのつながりや役割を学習しました。また、藤前干潟でのフィールドワークや学校周辺の河川水の採取・分析などを行い、環境への意識を高めるとりくみをしています。
【電気科 発電所・工場見学】
発電所の現場や工場を見学し、東海地区の大工場地帯を支える電力供給のあり方、産業について考える機会を設けています。電気の仕事に携わるということが、社会を支えるための責任ある仕事であることを生徒は理解していきます。
【各専門学科(機械・電子機械・自動車・電気・情報技術・環境技術)課題研究】
自らから設定した課題に取り組み、問題解決につながる製品の作成を行っています。限られた予算内で作成するため、廃材などを再利用するなどの工夫をし、さらにごみの分別に関してもしっかり行い、環境への配慮を意識しています。
上記以外にも校外学習や外部講師をお招きしたり、中学校や地域との交流の取り組みを積極的に行ったりすることで、ESDやSDGsの理念を体現できる「人づくり」をめざしています。
来年度の活動計画
今年度の取り組みを踏襲しつつ、授業実践の中でESDやSDGSの理念の実現を追求していく予定です。大まかな活動計画は以下の通りです。
6月 防災訓練と講話(防災教育の一環として3.11や南海トラフ地震への理解を深める)
中学生体験入学(中学生を招き、生徒自身がものづくりを紹介する)
7月 清掃ボランティア活動(学校周辺の清掃活動を行う)
学校説明会の実施(中学生を招き、本校のものづくりを生徒自身が紹介する)
8月 海外派遣事業(ドイツ・台湾・韓国・中国・ウズベキスタン)
9月 学校祭(ものづくりの技術をいかして、地域の人と交流する)
10月 中川区民祭り(ものづくりを通じて地域との交流を深める)
11月 清掃ボランティア(学校周辺地域の清掃を行う)
1月~3月 各学科まとめ 各学科報告会など
3月 海外派遣事業(フランス・イタリア)
随時 ESD、SDGsの理念を生かした授業づくり
外部講師の招聘による授業・講演
企業・研究施設と連携した校外学習の実施
共創プロジェクトによる学科の枠を超えた活動