2021年度活動報告
本年度の活動内容
気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 貧困
本校では、ユネスコ委員会を中心とした活動を通して、自分達がアクションを起こせることに気づき、実際に自ら進んでアクションを起こすことのできる生徒の育成を目指している。また、国際理解コースを中心に、異文化に日常的に触れたり学んだりする機会を多く設け、多様性を尊重できる生徒を育んでいる。その活動内容は次の通りである。
持続可能な生産と消費の分野では、昨年度末に、ユネスコ委員会立ち上げ時から行っているフェアトレードを学ぶための映画観賞会を開催し、フェアトレードチョコレートを販売した。そして、その収益金をユニセフに寄付した。また、年度初めには、新しい技術で他業種の企業とともにリサイクル活動を実践している企業の方に来ていただき、「みんな参加型の循環型社会~リサイクルでできるSDGs」という演題で講演をしていただいた。その講演会で学んだことをもとに、委員会として何ができるか話し合った。そして、ごみ問題について更に学ぶために環境事業所の方に来ていただいたり、後発開発途上国に文房具を送る活動について大学の先生にお話を伺ったりして、自分達ができることを考え、新たな活動を始めている。他にも、今年度からアイシティecoプロジェクトに参加し、全校生徒の協力のもと、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを回収し、寄付をした。
SDGs啓発活動としては、昨年度作成したSDGsかるたを学校内で使用するだけでなく、近隣の小・中学校に寄贈した。
異文化多様性および文化の多様性については、コロナ禍ではあったが、1名の留学生を受け入れ、文化交流を行った。他には、大学の先生やNPO法人の方に来ていただき、「南米の多様性」「難民問題」「子どもの貧困問題とアクションの起こし方」がテーマの講演会を実施した。夏休みにはNPO法人アイキャン主催のフィリピンスタディツアーに4名の生徒を派遣し、オンラインではあるが、実際に現地の路上の子どもたちとフェアトレード生産者たちと話し、多様な価値観を学ぶことができた。そして、校内でその報告会を行った。
来年度の活動計画
ユネスコ委員会を中心に、啓発活動とアクションの実施を更に活発化させていきたい。特に、校内だけでなく、地域に貢献できる活動をしていきたいと考えている。