• にいがただいがくふぞくながおかしょうがっこう
  • 新潟大学附属長岡小学校

  • Nagaoka Elementary School Attached to Niigata University
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒940-8530 新潟県長岡市学校町1-1-1
電話番号 0258-32-4191
ホームページ https://www.nagaoka.ed.niigata-u.ac.jp/syo/index.htm
加盟年 2012

2024年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

当校は,「独立自尊」を教育目標とし,VUCA時代においても自ら課題を見つけ,問題を解決していく子供を育てている。活動例として,研究開発学校指定「ものづくり科」における実践を,①持続可能な生産と消費・食育,②地域の文化財の2つの視点で概要を紹介する。
①持続可能な生産と消費・食育(6年生)
長岡市摂田屋地域の発酵文化の魅力をより多くの方々に知ってもらうため,6年生は摂田屋地域にかかわる企業と連携して発酵食品を取り入れたお弁当やお団子の商品開発に取り組んだ。その際,摂田屋地域の味噌や醤油などのよさを広めるレシピを考案したり,実際に作るなかで試行錯誤したりしながら探究的に学習を進めた。お弁当の中身やレシピを考える際,摂田屋地域で働く方々から,摂田屋のまち,歴史,発酵食品について話を聞き,どんな思いを込めたものにするかを考えた。また,まちづくりのため,お客のニーズを考え,お弁当の販売を通して知ってほしいことも大切にした。摂田屋地域の発酵文化について学び,子供たちは新たな課題を見いだしたり,持続可能な生産を続けていくために必要なことを考えたりする姿が見られた。来年度以降も,地域の食に目を向け,食育・持続可能な生産と消費についての学びを深めていく。
②福祉(3年生)
3年生は,モーターを利用して人に役立つものをつくる「ものづくり科」の学習を行った。はじめ,子供たちはモーターを使って「遊ぶ」体験を行った。モーターの面白さやその働きについて知った子供たち。その働きを楽しむだけでなく「人に役立つため」に使えないかと子供たちは考えを広げた。そこで,モーターの力で「体の不自由な方」(のため)に役立つアイデアをつくり,プレゼン(発信)することにした。ものづくりを進める中で,「体の不自由な人の意見を聞きたい。」と他者意識・相手意識をもち,ニーズに合ったものを考えたいと意欲を高めた。自分以外の他者が必要としているものを作る必要感を意識させ,今後も他者意識をもった活動を進めていく。

来年度の活動計画

次年度も『独立自尊』の理念に基づき,自ら動き出す子供を育成する。
今年度の年間活動計画を基に,カリキュラム編成会議を全職員で実施し,文部科学省の研究開発学校指定「ものづくり科」を中心に,社会創生・地域創生へと繋がる単元開発に取り組む。また,友好学校である中国の小学校,ホノルルの交流校,フィリピンの学校とも共同学習を進める。子供主体の問題解決的な活動になるように努め,教科等横断的に教育活動が展開できるように各教科との関連性についても充実を図っていく。
児童会活動では,各委員会が子供主体となって校内の課題解決・工夫・改善を図る活動を行っている。その学びを校外にも活用できるように,地域エコシステム・ユニット「新潟ねっとわーく」に参加し,今まで以上に地域貢献活動を充実させる。
発信や交流については,保護者・地域に発信するだけでなく,新潟大学附属幼稚園・附属長岡中学校とも連携しながら「新潟ねっとわーく」も通じて,子供たちの積極的な交流活動が展開できるように工夫していく。

過去の活動報告