• ながくてひがししょうがっこう
  • 長久手市立東小学校

  • Nagakute Higashi Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒480−1102 愛知県長久手市前熊前山174番地
電話番号 0561-62-4353
ホームページ http://nehigasi.nagakute-aichi.ed.jp/wp/
加盟年 2015

2024年度活動報告

活動分野

エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉

 本校では、本年度総合的な学習の時間、児童会活動、異年齢交流活動、福祉活動などを通して、児童が多面的・総合的なものの見方ができ、人との「つながり」「関わり」を尊重し、豊かな人間性と思いやりの心を育成することを目標とした。

具体的には、①身近な伝統芸能の継承に関わる活動、②福祉に関わる活動、③「持続可能な開発目標(SDGs)」に関わる活動、これらを目標として、各活動に取り組んだ。

① 地域の伝統芸能の継承に関わる活動

本年度も地域に伝わる「ザイ踊り」の継承活動を行った。3年生が、地域の外部講師を招いて「ザイ踊り」を学んだ。長久手市の中でも本校校区だけに、明治の初め頃から伝わるもので、先祖の供養のために踊るものである。本来は、女子の踊りであるが、男子も共に指導を受ける。全4回8時間にわたり、講習を受け「ザイ踊り」を習得した。「ザイ踊り」の由来や全13番の歌詞の意味について知ったり、踊りを継承したりすることを通し、地域の伝統芸能を伝えていきたいという意識が高まった。さらに練習を重ね、保護者や2年生の前で、歌詞をもとに創作した劇を交え披露した。また、地域の歴史の研究をしている市の学芸員を講師に招き、地域に伝わる祭り(警固祭り)や伝統芸能(棒の手、お神楽)も学んだ。さらに、「和太鼓クラブ」の活動を通して、地域の方から伝統芸能を学び理解を深めていった。

② 福祉に関わる活動

校区内の老人ホームとの福祉交流会を継続して行った。高齢者の感染防止がまだ必要という状況なので、訪問交流活動は難しく、代わりに文化委員会の児童が、交流用DVDを作成し贈呈することとした。学校を紹介するクイズやマジック、自作の紙芝居、ペープサート劇、簡単な工作などの内容で、老人ホームの高齢者に楽しんでいただきたいと、児童が一生懸命考え練習して作成した。

また、2年生の町探検で校区にある「社会福祉協議会ボランティアセンター」を見学、3年生では「人権啓発センター(ソレイユプラザ名古屋)」での車いす体験など7種類の福祉体験活動を通じ、福祉について学んだ。4年生では、地域の講師による「福祉実践教室」で点字や手話など4種類の体験活動、イケア・ジャパン株式会社による男女平等やサステナビリティをテーマとしたオンライン講義を実施した。5年生では校区にある「介助犬総合訓練センター(シンシアの丘)」の見学などを通し、福祉についてより理解を深めていった。さらに、6年生では、「入学したての1年生へのお手伝い活動」や「奉仕活動」を実践した。

③ 「持続可能な開発目標(SDGs)」に関わる活動

SDGsの17の目標から、自分たちに何ができるかを考え、その達成のための継続的な取組の過程で「将来に負担を残さず、問題を先送りにせず、よりよい未来をつくる」という意識を育てるために、児童会が発信する「プロジェクトシート」を活用した活動を行った。各委員会が自分たちにできることをできる範囲で考え、「プロジェクトシート」に提案していった。分別・リサイクルを啓発するプラスチックごみや紙ごみの回収活動、食べ物を大切にするキャンペーン活動、ウサギとのふれあい活動や募金活動など積極的に取り組んだ。工作や絵画などの作品を募集・展示する「東小美術館」も開催され、大盛況だった。各委員会の児童が中心となって活動していくことで、責任をもって取り組むことができている。

来年度の活動計画

 これまでの活動については、本校の目標として継続し、さらに改善できるように取り組んでいきたい。SDGsについては、各委員会がそれぞれの目標を掲げながら、来年度も継続していくことで、系統的に活動できるようにしていきたい。学校規模が年々大きくなっていく中ではあるが、児童がより主体的に活動ができる工夫をしていく必要があると考えている。

過去の活動報告