• ながはましりつながはらしょうがっこう
  • 長浜市立永原小学校

  • Nagahama Municipal Nagahara Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

所在地 〒529-0721 長浜市西浅井町大浦167番地
電話番号 0749-89-0004
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加盟年 2025

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

(2020年4月1日~2021年9月30日チャレンジ期間)  2022年9月2日~キャンディデート校

本校は、地域ふるさと学習をテーマに、『持続可能な開発および持続可能なライフスタイル』を通して、かけがえのない郷土を大切にしようとする心情を培ってきた。校区内に「山門水源の森」や「琵琶湖」を有し、四季折々の美しい自然と豊かな文化遺産に恵まれた立地である。このような環境をいかし、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目指してきた。

今年度も全校児童で、春と秋に「山門水源の森」を訪れた。「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」のメンバーさんに案内していただき、森の植物や生き物の観察、保全活動に取り組んだ。「山門水源の森」や「菅浦地区」等の自然や社会環境、歴史を学びの基盤とし、自然や文化財、人々の生き方にふれ合うことで、ふるさとの良さを体感した。かけがえのない郷土を大切にし、「山門水源の森」をはじめとするふるさとの自然環境を守っていきたいという心情を育めた。

4年生では、「山門水源の森」を源流にもつ「大浦川」で水質調査を実施した。上流の山門地区と琵琶湖の河口となる永原駅付近とで水質を比較した。農業廃水や生活排水が流入する駅周辺では、よごれた水の指標となる水生生物の存在からも水の汚れを実感することができた。ふるさとの自然環境保全への意識を高めることができた。

2年生では、地域にある「県指定有形文化財・馬頭観音坐像」を見学した。地元の方に説明をしてもらい、文化財を大切に守る地域の方の熱い思いにふれた。その中で児童は、ふるさとを誇らしく思い、自分たちも地域の文化財を大切に守っていきたいという意欲を高めた。

    

本校は、学校林を有している。自然観察・散策に適しており、「希望公園」として整備されている。今年度も、保護者や地域ボランティアの方が、地域の憩いの場として、また児童が自然に親しめる場となるよう、整備と活用をしてきた。

 

 

 

 

来年度の活動計画

今年度と同様、地域ふるさと学習を中心に、本物にふれる・本物を感じることを大切に体験活動を充実させていきたいと考えている。「山門水源の森」では、森の生き物や植物の観察、保全活動を計画している。また、4年生では、水生生物調査を継続していく予定である。学んだこと考えたことは、例年通り、家族や地域へ発信していきたいと考えている。

本校は、令和8年度に、同町内の小学校と統合する。閉校までの後一年、これまでの学習で大切にしてきたことを統合しても引き継いでいけるように、活動の精選化を図りたいと考えている。また、学校林の整備と活用も進めていきたい。現小学校は閉校し、地元から学校は離れるが、身近な自然環境や文化遺産は自分たちの生活と共に存在する。学習の場としては離れても、気持ちだけは離れることの無いように、1年間しっかりと活動し、ふるさとへの愛着心を強固なものにしていきたい。

 

過去の活動報告