• しゃかいふくしほうじん せいあいがくしゃ もみのきほいくえんきぼうがおか
  • 社会福祉法人 聖愛学舎 もみの木保育園希望丘

  • Mominoki Nursery School Kibougaoka
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒156-0055 東京都世田谷区船橋4-29-8
電話番号 03-5787-7807
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加盟年 2022

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 環境, 食育

本園は「子どもの興味からはじまるESD活動」「食育」に力を入れており、幼少期より持続可能な社会を構築する教育を保育中の子どもの姿から拾い上げ、子どもが自ら考え行動する活動を行いました。

1.食育、海洋、ゴミ問題

5歳児が魚肉ソーセージを食べた際、「魚のお肉はどこにあるのだろうか」という疑問を抱いた。実際に魚をさばくことができる保護者を招き、調理員とともに魚解体ショーを子どもたちに見せ、本物の魚に手袋をつけた手で触れた。血の生臭い匂いや、魚の柔らかい感触を受けて、「自分の体は魚の命をいただいている」ということに気付くきっかけになった。この経験を機に、献立に魚が出るたびに「命ありがとう」という言葉をいう子どももいる。そして、遠足では子どもの興味がより深まるために新江ノ島水族館へ行った。飼育員の方からウミガメがペットボトルなどのゴミを食べて死んでしまう話を聞いた。遠足後の振り返りの時間では「どうしたらゴミがなくなるだろうか」「海にゴミは禁止という看板を立てようか」という声がでていた。

2.ごみ問題、環境

4歳児はアトリエにある動物フィギュアと芝生を使って遊ぶことが好きな子が多い。自分のミニチュア人形を作成して、自分が素材で作った世界の中に入り込んで遊ぶという活動を行ってきた。ハロウィンの翌日、公園に行くとゴミがいっぱいあることに気付いた。「ゴミ拾いをしよう」と一人が声をあげると、全員が集まってゴミを全て拾いきれいにした。「きれいな公園で遊ぶと気持ちが良いね」という声も聞かれた。その日の経験を保育室で再現した際に「ゴミ箱にゴミをいれられるように、見えやすいゴミ箱にしよう」「ゴミのない世界を作ろう」と自分たちが住む世界がどのようになっていたら心地よいか考えるきっかけにもなった。また、至る所にあるゴミは誰かの手によって拾われ、きれいになっていることにも気づくことができた。

来年度の活動計画

遊びの中で子どもたちが「環境問題」「人権にかかわる活動」「海洋」「ゴミ問題」に出会うことは非常に多い。そういった場面を保育者がしっかりと拾って活動に入れ、”実際に自分たちに何ができるか”を考え、行動にうつす機会を提供できるようにしていく。子どもたちが遊びや生活の中で、問題に自ら気付くことができるので、その子どもの姿を保護者や保育者に発信し、大人も子どもと一緒に自分たちにできることを探していく。考えて終わりではなく、行動につなげることを意識していく。

過去の活動報告