所在地 | 〒882-0837 延岡市古城町3丁目233番地 |
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電話番号 | 0982-32-5331 |
ホームページ | https://cms.miyazaki-c.ed.jp/6027/ |
加盟年 | 2025 |
2024年度活動報告
文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 持続可能な生産と消費, 健康, エコパーク
本校は令和5年度よりユネスコスクール・キャンディデート校に指定され、ユネスコスクールの活動をスーパーサイエンスハイスクール(以下SSHと表記)事業の一環として教育開発部が担っている。本校の校訓は「剛健・自治・信愛」であり、信愛として「故郷と人を愛し、グローバルな視野を持ち、他と協働しながら物事を探究できる生徒」の育成を目指している。令和6年度の活動の中で、3つの活動を紹介させていただく。
1つ目はユネスコスクールが定める国際デーの1つ「平和と開発のための世界科学の日」と関連させ、令和6年10月27日に地元の多目的商業施設である「エンクロス」にてハロウィン実験教室を行った。本事業は昨年度より地元の企業と協同して実施しており、応募して参加した地域の子どもたち24名を対象に、本校の生徒12名の指導のもと2つの実験を行った。この事業を通して地域の子どもたちに科学の魅力を発信するとともに、科学の存在が日常的なものであるということを教え、子どもたちの科学的な視点の養成を行った。
2つ目は、令和6年10月20日~26日まで「さくらサイエンスプログラム」を利用し、協定校であるタイの高校生と職員を受け入れた。今年度は「水」を研究テーマに日本とタイの高校生が研究を行い、英語で発表するなどの異文化交流を行った。また令和7年1月19日~25日まで生徒20名と職員3名がタイを訪問し、訪問先の高校や大学で様々な科学実験・研究を行ったり、世界文化遺産であるアユタヤ遺跡群を訪れ、当時と現代の建築様式の違いを学ぶなどの異文化交流を行った。これらの活動を通して、異文化理解や文化の多様性を知ることができた。。
3つ目は、本校はSSH特例科目として1年次に行っている「SDGsフィールドワーク」である。1年生が九州医療科学大学や旭化成などの地域の大学や企業、北川や島野浦などの自然に直接触れ、それらの役割や魅力を知るとともに、それらが抱える課題やその原因について考えた。この経験をもとに、2年次には普通科は「SDGs課題研究」、MS科は「STI 課題研究」を行い、普通科はSDGsの視座から地域の課題解決に取組み、MS科は「STI for SDGs 人材」に相応しい課題研究を年間を通して行っていく。これらの教育活動を通して論理的な思考力や広い視野を育成するとともに、地域の魅力を再発見し、郷土愛を育むことを図った。
来年度の活動計画
①地域の企業と協働し、地元の子どもたちを対象にした実験教室の開催。この活動を通して子どもたちの科学的な視野の育成と地域への貢献を図る。
②海外とのオンライン共同研究や短期留学、研究成果の発表などの異文化交流の実施。次年度以降はオンラインでの発表会も実施していきたい。これらの活動を通して異文化理解と文化遺産尊重、多様性の観点の養成を図る。
③本校独自のSSH特例科目を通して、地元の課題について考え、論理的な思考力や広い視野を育成するとともに、郷土愛の育成も図る。。
④生徒会と協働して文化祭等でのユネスコ活動の紹介や、図書委員会の古本バザーの益金などの募金の継続。