- みえちゅうがっこう・こうとうがっこう
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三重中学校・高等学校
- Mie Junior and Senior High School
- 種別中等教育学校または中高一貫校等 地区近畿地区
- 主な活動分野環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解
所在地 | 〒515-8533 三重県松阪市久保町1232 |
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電話番号 | 0598-29-2959 |
ホームページ | https://www.mie-mie-h.ed.jp/ |
加盟年 | 2017 |
2024年度活動報告
生物多様性, 海洋, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, ジェンダー平等
①国際理解教育
(1)JICA中部センターなごや地球ひろばの訪問
「国際協力」をテーマに、中学2年生がJICA職員による研修と施設見学を行った。開発途上国を支援する組織や、外国人が住みやすい街について学び、国際社会で自分たちが向き合う課題を知り、考えることを目的としている。
(2)中国・四川省の姉妹校、成都外国語学校とオンライン交流会
高校1年生と2年生の40人の希望者が参加し、成都外国語学校からは日本語を学ぶ生徒が参加し、日本語での交流となりました。最初の全体交流は本校側の生徒が司会を務めました。姉妹校の生徒にクイズ形式で質問し、お互いの理解を深めるワークショップを行いました。グループ別の交流では、各自が準備したお互いの国の文化や普段の授業内容などの話題で交流をさらに深めました。両校の生徒ともに、正確に分かりやすく伝えるための工夫が随所に見られました。iPadの画像をカメラに移したり、コンピューターの画面共有アプリを用いたりして、コミュニケーションを深めていました。
(3)グローバルユース国連大使の活動報告を全校生徒で聴講
グローバルユース国連大使として1年間の研修をした中学3年生の生徒から、カンボジアとフィリピンで行なった海外研修や1年間の研修についてのプレゼンテーションを全校生徒で聴講し、国際理解を深める機会をつくりました。
(4)模擬国連への参加
7月に行われた第10回高校模擬国連東海大会に、中学3年生と高校1年生の有志が参加しました。担当となった国について学習を通して、国際理解を深めました。また、参加他校とも交流会を持つことができました。
②環境教育
(1)町屋海岸清掃活動
NPO法人町屋百人衆の方々と環境ISO学生委員会が年5回行っている海岸美化活動のことです。三重中高等学校は、2016年から毎年活動に参加しています。生徒会を中心に脈々と受け継がれ、現在は、三重中高六年制のボランティア入門活動として定着しています。4月には三重大学からは金子副学長より、感謝状が贈呈されました。
(2)特別授業「海の学校」
中学2年生で総合的な学習の時間として特別授業「海の学校」が行われました。松名瀬干潟での本授業は、本年で15年目になります。研究者や漁業者,県の研究者・職員,自然観察の専門家,地元自治会,地元ボランティアの方から解説をいただき,地元松名瀬海岸の素晴らしさを体感してもらうとともに,多面的な視点を持つこと,自然科学の観察の仕方,態度を学ぶことを目的としております。全講義を受講後、三重県の海の清掃状況・ごみの状況について講義を受け、全員で松名瀬海岸の清掃活動を行いました。
(3)TOYOTA SOCIAL FES!! 2024 in 松名瀬
このイベントは,多くの方々の協力のもと,三重大学北勢サテライト「SDGs研究会」と三重中学校・高等学校が主催で行った清掃活動と環境学習が同時にできるイベントです。三重中高からは、科学技術部、中高生徒会、有志生徒合わせて30名以上が参加しました。科学技術部は環境学習を担当し、4つのテーマで学習会を開きました。
「アサリとウミニナ類の浄化実験」「ビーチコーミング」「潟湖干潟の生き物採集」「海浜植物」
参加者はそれぞれのテーマに沿って、松名瀬干潟の自然や多様な生物について学んでいました。部員が積極的に声をかけながら,参加者と交流している姿が印象的でした。
②無形文化遺産・地域の文化財
(1)地域探究校外学習「まつたん」
まつたんは、観光推進施設、重要文化財施設、伝統体験施設の各視点から松阪について語っていただくことで、松阪の文化・歴史・産業・観光を多様な視点で知ることを目的としています。松阪産業振興センターに集合し、各クラスが豪商のまち松阪 観光交流センター、旧長谷川治郎兵衛家、松阪もめん手織りセンターの三か所に分かれて体験、見学と講義を受けました。
(2)松阪もめんについての成果発表会
今年度は、松阪もめんを題材とした研究発表が多くありました。在校生の中で引き継がれる研究として、販売に関すること、栽培に関すること、製法に関することが、社会科学・自然科学の両面から発表がされていました。4年生はグループでの課題解決型探究として、フィールドワークを終えての中間発表を、5年生・6年生は個人での探究の発表です。中学校でみがいた力を生かし、特に6年生の最後には個人論文を作成します。
(3)松阪もめん物語に参加
松阪市産業振興センターで開催され、三重中高からは、総勢約70名の生徒が部活・ボランティア等で運営に参加し、たくさんの企画を担当しました。松阪もめんを通して、文化財についての理解を深めています。
(4)松阪もめん和装体験
家庭の授業の一環で中学2年生対象に特別授業「和装体験講座」を受講しました。中2は松阪を代表する文化である松阪木綿について学びを深めました。今回も「和装教育国民推進連合会」のご協力で、8名の講師の先生をお招きし、松阪木綿についてだけでなく、日本の民族衣装である和装や歴史について学び、さらに「自分で着物を着る」という体験もさせていただきました。
(5)雅楽体験教室・能楽囃子体験教室
「自国の歴史・文化・伝統への理解を深め、愛する心を育成する」ことを目的としている。音楽の授業と連携し、日本の音楽・楽器等を中心とした伝統芸能についての学習に取り組む。また、国語の古典・社会の歴史で学習した内容をもとに、日本の古代について体験学習に取り組む。
中学1年生:『雅楽体験教室』
龍笛(りゅうてき)や笙(しょう)や篳篥(ひちりき)の楽器の演奏体験と演奏の鑑賞を行う。
中学2年生:『能楽囃子体験教室』
面、装束、小道具の解説、能や舞台の説明を受け、仕舞実演の鑑賞と謡・舞・楽器の体験を行う。
③人権・ジェンダー平等
(1)包括的性教育
体の変化や生殖のしくみだけでなく、からだの権利、ジェンダー、性の多様性、コミュニケーション、性暴力、ウェルビーイングなどの幅広い分野を扱います。国際的な指標として知られる「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」を参照としたプログラムです。「にじいろ先生」としても知られている元公立学校養護教諭である中谷奈央子先生をお招きし、中1~3で性教育のまとめとして講演会を行いました。各学年が事前学習2時間、講演会1時間の構成で実施しました。
(2)中学人権講演会
「差別解消に関する3法」に関するテーマを毎年1つ設定し、3年間で3つのテーマを学習します。今年は、外国人の人権問題から、在日朝鮮人を取り上げて学びました。今年は講師に、作家の姜信子さん、古説経・古浄瑠璃をされている渡部八太夫さんをお招きしました。第1部では、姜さんに教員がインタビュー形式で、おじいさんやおばあさんから聞いた話や小学校や中学校で周りと違うことに少しずつ気付いてきた実体験を聴きました。第2部は、渡部さんに三味線で壷井繫治さんの小説をもとにした「十五円五十銭」を語ってもらうなど、歌を通して学習しました。第3部は、姜さんが交流のあるパレスチナ ガザ地区に住む少女の話をしていただきました。 100分を超える長丁場でしたが、生徒たちは真剣に話を聞き、歌では楽しく盛り上がりました。
来年度の活動計画
中学校での松阪もめんを軸とした文化財教育、海・山をテーマとした環境教育を通年の計画として保持しながら、高校での探究活動で地元企業とのSDGsについての実践を増やしていく。
また、生徒会を中心にプロジェクト型で多くの企画が行われているため、それを支援する形で、各プロジェクトや活動が有機的につながり、生徒の多くの学びへと還元するようにしていく予定である。